ここから本文です

「普段から起きている地震」 震度4多発で気象庁長官

5/20(水) 18:14配信

時事通信

 気象庁の関田康雄長官は20日の定例記者会見で、4月から東北沖や関東などで最大震度4の地震が多発していることについて、「普段起きている場所でそれほど珍しくない(タイプの)地震が起きている」と述べた。

 長野県中部で群発している地震は「1998年と同じような活動」との見方を示した。

 東北沖では太平洋プレート、関東ではフィリピン海プレートや太平洋プレートが陸のプレートの下に沈み込んでおり、プレート境界やその付近でよく地震が起きる。特に茨城県南部や千葉県北部では頻発している。

 ただ、4月以降は、最大震度が5弱以上と予想した場合に出す緊急地震速報(警報)が6回も発表された。実際に観測した最大震度は予想を下回り、4が5回、3が1回という結果になった。

 緊急地震速報は地震波を少数の観測点で捉えた時点で地震の規模を予想し、強い揺れが広がる前に知らせる仕組み。関田長官は「予想が大きくなる可能性はあるが、速く出すことが重要」と述べた上で、改善方法があるかデータを検証する考えを示した。

 長野県中部の岐阜県境に近い地域では4月22日から地震が群発し、同月23日と5月19日に最大震度4を観測した。近くの焼岳の火山活動に変化はない。群発地震は69年、90年、98年にも発生。98年は8月から約3カ月続き、最大震度5弱を観測したことがあった。

 信州大の大塚勉教授(構造地質学)は「この地域は地殻の硬い部分が薄く、太平洋プレートやフィリピン海プレートの沈み込みに伴う力に押されて割れやすい。小さな断層が生じ、地震が起きている」と説明している。 

最終更新:5/23(土) 10:18
時事通信

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事