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コロナ解雇 県内で237人(富山県)

5/21(木) 19:52配信

北日本放送

北日本放送

 新型コロナウイルスの感染拡大による経済の停滞は雇用にも大きな影響を及ぼしています。富山労働局によりますと、コロナの影響で県内で解雇された人は3月から今月15日までに237人にのぼっています。雇い止めにあった派遣社員の男性に話を聞きました。

 雇い止めにあった男性「コロナウイルスの影響で製造業一般全部ダメっぽい感じなので、仕方のない選択の中に自分が入ったんかなっていう感じですね」

 県内の製造業の会社で派遣社員として働いていた50代の男性です。ことし3月、3年あまり勤めた会社から雇い止めを受けました。3月に入って仕事が減り、残業がなくなった矢先の通知で、詳しい説明は何もなかったといいます。

 男性「契約通り30日前に派遣が終わるという感じの説明だけでしたね。同時期に派遣切りになった人が十数名ですね。これから先、ほぼ派遣社員全員が一部を除いて切られるという話は聞きましたね」

 富山労働局が把握している新型コロナの影響による離職者は237人。リーマン・ショックの時に比べても多いといいます。

富山労働局職業安定部 久住学史部長「なかには新型コロナウイルスの影響で売り上げが減少し、解雇せざるを得なかったような事業所もありました。労働局としては大変厳しい状況だと認識しております」

 またシンクタンクの「中部圏社会経済研究所」は、新型コロナの世界的流行が今年いっぱい続いた場合、富山県内で2万6000人が失業するおそれがあると試算しています。

 雇い止めにあった男性は今は貯金を取り崩して生活しています。50代という年齢もあり、次の働き先が見つかるか不安を抱えています。

 男性「正直不安しかないですね。コロナウイルスが沈静化しないことには、仕事を見つけることも難しいのかなというのは思いますね」

 コロナの影響を身に染みて感じる一方で、派遣労働者を切り捨てる風潮には疑問と憤りがあるといいます。

 男性「抗うことができないという思いですね。世の中全体かもしれないですけど、会社の経営に行き詰まったら派遣を切ればいいっていう世の中の風潮がどうなのかなと思いますね」

 この男性は派遣会社との契約も終了し、現在も仕事に就けていません。雇用を維持するために行政は企業への支援などを行っていますが、今後、さらに具体的な対策が大切だと思います。

最終更新:5/21(木) 21:02
北日本放送

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