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JXTGホールディングスが新中計、3カ年で戦略投資8300億円

5/21(木) 6:05配信

鉄鋼新聞

 JXTGホールディングスは20日、2020年度から3カ年の中期経営計画を発表した。「長期ビジョン実現に向けた事業戦略とキャッシュフローを重視した経営の両立」と「経営基盤の強化」を基本方針とし、3年間累計で営業利益9700億円、フリーキャッシュフロー1500億円、ネットD/Eレシオ0・8倍以下、ROE10%以上を目指す。設備投資(3年間累計)は1兆5千億円、このうち戦略投資は中下流事業で8300億円の積極投資を計画。金属事業は3千億円(同)を計画し、戦略投資1600億円を計画。電材事業の能力増強や新規事業創出のための先端素材の開発に充てる。
 金属事業の営業利益目標は3年間累計で1700億円。内訳は機能材料・薄膜材料他で1千億円、資源で600億円、製錬・リサイクルで350億円。
 金属事業のうち資源開発ではチリのカセロネス銅鉱山で操業自動制御システムの強化による操業効率の改善を図り、安定操業継続に努める。製錬事業は銅精鉱とリサイクル原料のベストフィードミックスを実現し、収益最大化に取り組むとともに、高収益リサイクル原料の着実な確保を図る。素材(電子材料)事業では5G対応デバイスの普及、メモリー分野の回復に伴う需要増を確実に取り込むとともに、製品改良による高機能化・高付加価値化を進め、拡大する需要に応じた生産体制の確立にも注力する。また次の柱を育成するためM&Aやオープンイノベーションなどを積極活用し、新規事業のシーズ・探索・育成を進める。リサイクル事業では車載用リチウムイオン電池の25年以降の事業化に向けた検討などを推進する。
 デジタルトランスフォーメーションの取り組みではIoT・AIによる製錬所・工場の自動化、遠隔化、高度化、安全化などに注力する。

最終更新:5/21(木) 6:05
鉄鋼新聞

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