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緊急事態宣言解除でも安心できない…今度は「荷おろしうつ病」に注意!

5/21(木) 20:42配信

FNNプライムオンライン

4月7日に発令された緊急事態宣言は、5月14日に39県が解除され、21日には関西3府県の解除が決まった。

【「荷おろしうつ病」を予防するポイントは?】

新型コロナウイルスの感染拡大時には、この病気を心配するあまり不安や不眠が続く「コロナうつ」が話題になったが、緊急事態宣言の解除で安心しすぎると、今度は「荷おろしうつ病」と呼ばれる症状の増加が懸念されているという。

「荷おろしうつ病」とはどういうものなのか?マスク不足やトイレットペーパーの買い占め、厳しい外出自粛が求められた生活から解放され、日常生活を徐々に取り戻しつつあるのに、なぜメンタルを病んでしまうのか?
心療内科医師で数々の企業の産業医でもあるワーカーズクリニック銀座院長の石澤哲郎さんに話を伺った。

頑張っている時は「積み重ねた無理」に気づかない

――緊急事態宣言の解除で「うつ」が発生しやすくなる?

メンタル不調者が増えることが懸念されています。心療内科医の間でも、産業医の間でも、これから注意しなければいけないという話が出ています。

例えば、学生なら入試や試験で頑張っているときは調子を崩さないけど、試験が終わったら体調を崩す方はよくいらっしゃるでしょう。一般の仕事をしている方であれば、長時間労働で何十時間も残業している間は平気で、それが終わると調子を崩す方はよくいらっしゃいます。
もっと分かりやすい例としては「五月病」があります。新入社員の方や異動された方など、4月は頑張っていても5月のゴールデンウイークで気が抜けると、体が積み重ねた無理に気付いていろんな不調をきたします。これらはすべて「荷おろしうつ病」と同じことでしょう。
 

――「コロナうつ」とはなにが違う?

「荷おろしうつ病」と全く違うわけではなく似通っている部分もあります。
「コロナうつ」というのは普段のいろんなストレスに加え、たくさん発信される“新型コロナ”の悪いニュースに影響されて「家族がかかったらどうしよう」「死んでしまったらどうしよう」「このまま仕事がうまくいかなくなって会社がつぶれてしまったらどうしよう」などと、いろんな不安が引き金になって抑うつ症状をきたすことです。

人間は、変化すること自体にどうしてもストレスを強く感じてしまうんですね。例えば、いわゆる「マリッジブルー」では、結婚は非常にうれしいのに、それでも環境が変化することで調子を崩してしまいます。小中高生の場合は、夏休みが明ける区切りの8月31日や9月1日になると学校に行くという変化がきっかけとなり、調子を崩す子が現れます。
 

――「燃え尽き症候群」とはなにが違う?

これも似ている部分と違うところがあります。
「燃え尽き症候群」というのは、辛い状況に最初の1~2カ月は耐えるんですが、頑張っているうちにエネルギーが減り、最後には燃え尽きるように調子を崩します。
 

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最終更新:5/21(木) 20:42
FNNプライムオンライン

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