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船大工に弟子入り 和船完成 氷見で須藤さん製作初体験

5/22(金) 21:52配信

北日本新聞

 氷見市北大町の船大工、番匠光昭さん(74)に弟子入りした須藤聖一(しょういち)さん(28)=北海道出身=が初めて携わった和船が完成した。須藤さんは番匠さんから技術継承を期待されており「すべてが勉強。さらに精進したい」と意欲を燃やす。 (高橋幸博)

 須藤さんはのこぎりの目立て職人として京都で活動していたが、目立てと同じく貴重な船大工の技術を継承しようと、2月下旬に氷見に移り修業を始めた。

 今回の和船(全長6メートル)は番匠さんへの弟子入りを勧めた長崎県五島(ごとう)市の内科医、宮崎昭行(てるゆき)さん(67)が発注した2隻の内の1隻。船底の平らな部分が広く、漁具や魚を多く積める。かつて氷見でよく使われていたタイプで、須藤さんは船体のカーブを木材で組み上げる技法を含め製作を一から体験した。3月初旬から2カ月かけて完成した。

 番匠さんは6~8月に残り1隻を仕上げ、2隻まとめて五島市に陸送する。来春までにさらに1隻を製作する予定。「和船を造る機会は少ない。集中して技術を覚えてほしい」と須藤さんに期待する。

 須藤さんは「無我夢中で取り組んだが、道はこれから。師匠の背中を見て精進したい」と話している。

最終更新:5/22(金) 21:52
北日本新聞

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