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緊急事態解除でも… 飲食店の苦悩続く 人気の店でも厳しい現実 福岡の文化“屋台”も

5/22(金) 20:00配信

TNCテレビ西日本

福岡の緊急事態宣言が解除されて1週間、街には活気が戻りつつあるようです。

そこで「福岡の飲食店は?」というと意外な実情が見えてきました。

21日午後6時すぎの福岡市・天神。

サラリーマンなど街を行き交う人の姿は、1週間前より増えました。

普段なら「会社帰りに1杯」という時間帯ですが…。

「Q.いまからどちらに行かれますか?」

【仕事帰りの人】
「いまから家に帰ります」

「Q.飲みに行く選択はある?」

「そろそろかなと、ぼちぼちかなと思っている」

「全部自粛が解除されて1・2週間たったくらいから行きやすいのかなと」

ほとんどが家路を急ぐ人ばかり。

外食を楽しもうという人はあまり見当たりません。

先週、営業を再開したこちらのギョーザ店。

大勢の客が訪れる人気店ですが、客足がなかなか回復しない状態が続いています。

【餃子のラスベガス 川瀬一馬さん】
「赤字がずっと出続けるので、経営としては本当にマイナスで苦しくて借り入れしたお金でやっていくしかない」

日に日に気温が高くなり、キンキンに冷えたビールとあっつあつのギョーザが恋しくなる時期にもかかわらず、夕飯時の客もわずか2組。

久しぶりに訪れたという男性は…。

【訪れた客】
「福岡のおいしいものを残していきたいし、これからも利用したいので、少しでも応援したいと思って来た」

その一方でこんな本音もー

「Q.いま画面上、顔が出ていない状態になってますがその理由は?」

「会社とか学校とか、そこはまだムード的にまずいんじゃないかというのがちょっとある」

ウイルスよりも気になるのは「世間の目」。

店主の川瀬さんも、そうした社会の雰囲気を感じています。

【餃子のラスベガス 川瀬一馬さん】
「なかなかパーっといこうかとならないのは、僕らも分かるので」

「こんな感じで最初はいいんじゃないかと、ゆっくりでも」

「そんな急には難しいですよね」

閑散としているのはこちらも同じです。

【記者】
「午後8時過ぎの中洲です。ほとんどのキャバクラなどがまだ営業を自粛していることもあり、人通りはほとんどありません」

九州最大の繁華街、中洲。

接待を伴うナイトクラブなどはいまも休業要請の対象になっていて、街はひっそりと静まりかえったままです。

営業を再開した近くの屋台も、大きな打撃を受けています。

【中洲十番 田中博臣さん】
「中洲の街自体に人が来ないのと、夜の街なので遅い時間までお客さんがけっこういたんですけど、いまは午後9時にはほとんど歩く人がいなくなっているので」

店には外国語のメニューを置き、外国人観光客も広くもてなしてきましたが、新型コロナの影響で2月ごろから客が激減。

席を半分にするなどの感染予防策を取って営業再開にこぎつけましたが、客足は遠のいたままです。

観光名物、屋台の灯を消してはならないと、田中さんはほかの屋台経営者と一緒にインターネット上で資金を募る取り組みを始めましたが、目標額には及ばず苦戦しています。
(目標300万円で現在40万円弱)

【中洲十番 田中博臣さん】
「福岡の文化だと言っていただける方も多いので、そういう方たちに恥ずかしくない営業をやっていこうとみんなで力を合わせているので、機会があって落ち着き次第また足を運んで欲しい」

緊急事態宣言が解除されて1週間。

「新しい生活様式」も提唱される中、飲食店関係者の苦悩はしばらく続きそうです。

テレビ西日本

最終更新:5/22(金) 20:00
TNCテレビ西日本

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