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韓ポスコ、建設鋼材の高付加価値化推進。「ブランド」立ち上げ拡販

5/22(金) 6:03配信

鉄鋼新聞

 韓国ポスコは、建設鋼材の高付加価値化・拡販に注力している。ポスコの主力商品となる自動車用鋼板に加え、建設関連鋼材の需要も捕捉していくことで安定的な受注を目指していくとみられる。
 ポスコが生産する建設関連鋼材には、超高強度鋼(HSA650)や耐候性鋼のほか、一般めっき製品より耐食性が3倍以上優れている高耐食鋼板(PosMAC)、さらに高解像度インクジェット印刷を利用したポスアート(PosART)などがある。こうした製品群の強みを生かすため、ポスコは鋼建材統合ブランドの「イノビルト(INNOVILT)」を立ち上げ、昨年11月にはポスコセンターで鋼建材主要顧客など約150人が参加した中、「イノビルト・ローンチ・イベント」も開催した。イノビルトは技術革新「イノベーション」・価値「バリュー」建設「ビルト」を組み合わせた造語で、技術革新により鋼建材の価値を高めるという意味。ポスコ材が100%使用された顧客製品の技術性・市場性などを総合的に判断し「イノビルト製品」に選定する。
 イノビルト立ち上げに伴い、「イノビルト・スマートプラットフォーム」も構築した。BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)を活用することで、イノビルトを含む鋼建材製品を用いた3D設計を自由に見ることができる。ポスコの建設関連への販売量は現状で年間400万トン程度とされるが、イノビルトブランドの拡充を進め、拡販を進めていくことになる。
 また、今月12日にはポスコをはじめ、ロッテ建設やSK建設など4社で鋼建材の共同技術開発および供給契約を締結した。地下工事の際、土がこぼれないように防ぐ役割をする土留め壁の新技術および製品を共同で開発する。
 開発するのは「異なる鋼種による親指杭」で、五角形構造で上から見ると、親指のように見えることから「親指杭」とした。ポスコは最適鋼材を提供し、その他の企業は最適設計法の開発や現場試験による施工性と安定性の検証などを手掛ける。

最終更新:5/22(金) 6:03
鉄鋼新聞

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