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【なぜ】フェラーリ/ランボルギーニ 4月の新車登録、日本で絶好調 その理由は?

5/22(金) 5:50配信

AUTOCAR JAPAN

ランボ 4月単月で過去最高の新車登録

text&photo:Kazuhide Ueno(上野和秀)
photo:Ferrari、Lamborghini
日本自動車輸入組合(JAIA)が発表した4月の新車登録台数の速報を見ると、新型コロナウイルス感染症の影響は大きく、前年同月の約3分の2まで減少してしまった。

【写真】納車はまだ先? 2020年に、日本発表されたフェラーリ/ランボ【発表会場から】 (162枚)

王者メルセデス・ベンツはトップの座を保ったものの2288台が精一杯。前年比37.1%減に落ち込んでしまった。4月に2位となったBMWも悲惨で、1691台(前年比41.1%減)という目を覆うばかりの結果に終わっている。

こうした状況の中で、イタリアのスーパーカーを代表する2つのブランドが、前年同月を超える販売台数を記録した。

フェラーリは2019年4月と比べて26.8%増(71台)。ランボルギーニにいたっては、33.3%増(80台)を記録し、4月単月では過去最高となった。

新型コロナウイルス禍の中で、なぜ販売台数を伸ばしたのだろうか。

例えば、メルセデス・ベンツ、BMW、フォルクスワーゲンなどの量販メーカーは、販売台数を競い合うため、見込みで売れ線の仕様をストックする。

つまり、即納の体制を組んでいるのだ。そう、日本車と同じ考え方である。

いっぽうでフェラーリやランボルギーニのクラスになると、「吊るし」の状態で購入するオーナーは存在しない。

スーパーカーは注文生産?

フェラーリ、ランボルギーニといったスーパーカーを新車で買うカスタマーの間では、ビスポークで自分だけの1台に仕上げることが主流になっている。

正式注文を受けてから製作に取り掛かるため、それなりの時間が必要になってしまう。カタログ・モデルであっても、注文生産に等しい作り方なのである。

オーダーから納車までの時差があるフェラーリは、世界中から注文が殺到していることもあり、納期はコロナウイルス禍以前で1年半程度といわれていた。

もちろん、ややこしく手のかかるオーダーの場合はそれ以上にかかることもある。

ランボルギーニも「アド・ペルソナム」というパーソナライズ・プログラムを導入して以来、納車まで約1年前後の時間が必要になってしまう。

もうお分かりだろう。この4月に登録されたフェラーリ/ランボルギーニは、コロナ禍が発生する遙か前、さらに消費税が増税される前の2018~2019年に注文されたクルマなのである。

たまたま騒ぎの最中に上陸してしまったため、注目されることになった。

ちなみにフェラーリは、イタリアのパンデミックの影響でファクトリーが止まり、生産に遅れが出ていたものの5月4日に再開。

デリバリーに遅れも出ているようなので、フェラーリの日本における納車状況を記しておこう。

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最終更新:5/22(金) 8:58
AUTOCAR JAPAN

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