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宮崎の諸塚村観光協会がネットショップ新設へ 伝統工芸士の限定「めんぱ」が人気に

5/23(土) 8:00配信

みんなの経済新聞ネットワーク

 宮崎の諸塚村観光協会が5月12日、ネットショップ「もろつかストア」をオープンした。同日、インスタグラム、ユーチューブチャンネルも開設した。(日向経済新聞)

【写真】めんぱを作る伝統工芸士の甲斐安正さん

 宮崎県の北部に位置する諸塚村は山間地域が95%を占める。林業が主な産業で、ネットショップでは林業従事者である「山師」が昔から日常的に使っている弁当箱「めんぱ」、おひつなどの木製の伝統工芸品などを販売する。めんぱは東北など他地域では曲げわっぱと呼ばれる。「丸めんぱ 木のお弁当箱」(4,300円)、「木のお重」(7,500円)など。

 日向市出身で、諸塚村に移住して1年がたつ諸塚村観光協会の岩切愛子さんは「諸塚村は山あいの村で、絶景が身近にある。自然の中で生きていることを実感し、かめばかむほど味が出てくる村だと思う。多くの人を楽しませるような大型の施設はないが、来ただけでほっとできる。ヒノキやスギで作る曲げわっぱを『めんぱ』と呼ぶことは諸塚村に来て、初めて知ったが、身近に木に触れられ、昔から作られている物はいいなと素直に感じた。ネットショップやSNSで諸塚村の魅力を知ってもらえたら」と話す。

 岩切さんによると、めんぱは50年ほど前までは製法を受け継ぐ人が減っていた。そんな大雪のある日、林業の仕事ができない山師たちが「自分たちでめんぱを作ってみよう」と皆で試行錯誤しながら作り始めたという。その中の一人、甲斐安正さんは、今では宮崎県の伝統工芸士に認定されている。高齢で体調と相談しながら作ってもらっているため、基本的に受注生産品としているという。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、諸塚村の特集番組が再放送され、めんぱへの問い合わせが相次いだ。そこで、ネットショップを作ろうと思い、1週間ほどで完成にこぎ着けたという。5月21日現在、インスタグラムのフォロワーは77人だが、岩切さんは「村民の数と同じ1500人を目標にしたい」と意気込む。

みんなの経済新聞ネットワーク

最終更新:5/23(土) 9:32
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