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家飲み定着?弘大生外出規制解除も客戻らず

5/23(土) 20:26配信

Web東奥

 弘前大学が、コロナウイルス感染予防のために実施していた学生の外出規制を15日に解除してから1週間たった。22日夜、青森県弘前市の学生街「西弘」の飲食店関係者は「学生の来店は相変わらず少ない」「家で飲食する習慣が定着したのだろうか」と戸惑いを語った。

 22日午後7時すぎ、居酒屋「花よりだんご」には数組の客がいたが、空席が目立っていた。

 「規制解除後も、それほどお客が増えたという印象はない。学生さんもアルバイト代などの収入が減り、経済的に苦しいのだろうね」。代表の山本順子さん(58)は語った。

 店内は座席数を減らして対面での距離を取り、除菌も徹底するなどし「安心」をアピールしている。予約で埋まった昨年の帳簿を見ながら、山本さんは「これから部活が活動を開始すれば、少しは良くなるかな」と望みを語った。

 居酒屋「八十八夜」には午後7時半までに、2組ほどの客が来て、1組は既に帰ったという。代表の飯村千代春さん(75)は「お客の入りは全然…。持ち帰りは結構出ている。家飲みの習慣が定着したのだろうか。学生はコロナを恐れているのだろうか。このまま商売を続けていいのかとも思う」と細い声で話した。

 西弘商店街維持振興会の大西貴宏会長(46)=居酒屋「夕やけ小やけ」店主=は「食事目的のお客は少しずつ出てきたが、以前のにぎわいに比べればまだまだ」。

 西弘以外の状況も厳しい。弘前駅前地区の居酒屋店主は「周囲の店は開店休業状態。うちは6月から店を再開するが、当面、アルバイトは使わない」。鍛冶町の女性店主は「街自体が死んでいる。取りあえず営業しているが、学生アルバイトには休んでもらっている」と話した。

 弘大は4月15日付で自宅外での飲酒禁止、大人数での会食の自粛のほか、飲食店でのアルバイトの自粛を学生に要請した。今月14日に青森県が、緊急事態宣言の解除対象になったことを受けて15日、規制が解除された。

最終更新:5/24(日) 9:38
Web東奥

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