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「やり残したことない」 ラグビー 大野選手引退会見

5/23(土) 9:51配信

福島民報

 ラグビー元日本代表で歴代最多の98キャップ(出場試合数)を持ち、18日に引退を発表したトップリーグ・東芝のロック大野均(ひとし)選手(42)=郡山市出身=は22日、オンラインで記者会見した。日本ラグビーの成長とともに歩んだ19年間の現役生活を振り返り、県民への感謝をにじませた。

 大野選手は約1年前から膝の痛みが慢性化し、昨年末には走れないほど悪化したと明かした。「長期の治療で回復が見られなかった。昨年のワールドカップ(W杯)で躍進した日本代表や東芝の若い選手の台頭を頼もしく感じ、やり残したことはないと思った」と決断の理由を語った。

 感謝を一番伝えたい相手に父勝正さん(70)、母十美(とみ)さん(70)と地元の後援会を挙げた。「大型バスで郡山から東京まで何度も応援に来てくれた。声援に勇気づけられた」と回顧した。

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の発生後は「被災者が少しでも苦しさを忘れられるような試合がしたい」との思いでプレーしてきた。昨年10月には台風19号が福島県を襲い、母校・日大工学部も浸水被害を受けた。「(困難に負けない)福島の人の強さを見習ってきた」とし、「ラグビーを通して地元に何かを還元したい」と今後の活動に意欲を見せた。

最終更新:5/23(土) 9:51
福島民報

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