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静岡県内飲食店、どうする座席配置 横並び、間引き、様子見も 安心安全、快適さ模索続く

5/23(土) 7:45配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 静岡県内の飲食店が新型コロナウイルス対策に腐心している。業界団体が感染予防のガイドライン(指針)を公表したことなどを踏まえ、正面で向き合う座席配置を避けるなどの取り組みを徹底する動きがある。一方で「感染は今は抑えられている」と様子見の店も。いずれも快適な空間を客に提供するとの思いは共通していて、模索は続きそうだ。

 静岡市駿河区のイタリア料理店「グラデボール」は店内飲食を再開した7日から、テーブル席を壁側に寄せて客に横並びしてもらう方式を導入した。

 14日の指針公表に先んじて対応した。主婦やカップルが和気あいあいと食事と会話を楽しむ従来の雰囲気は変化したが、席数が減りテーブル間にゆとりができたことなどから評判は悪くないという。

 同店は県が示した感染状況の指標に応じた「店の行動制限」も独自に作成。レベル6(都市封鎖級)は休業、レベル3(注意・警戒)は横並びテーブルで限定メニュー、レベル1(ほぼ日常)は通常営業といった具合に分けた。桜田裕二オーナー(59)は「全ては安心安全のため。コロナにより店内飲食の考え方は別の次元に入ったと思う」と話す。

 ラーメン店やとんかつ店などを主に県中東部で18店舗展開する三島市のにしはらグループは、カウンター席を間引いたほか、テーブルや座敷は一つ空けた席を案内する。

 指針が例示する、客同士が正面に座らない措置や飛まつ防止のついたて設置は行わない。家族連れの利用が多く、県内の感染状況が比較的落ち着いているのが理由。西原洋平社長(39)は「対策は可能な限り講じている。過度に反応せず、お客さんに楽しんでもらえる範囲の取り組みを重視したい」と話す。

 客が長時間滞在する居酒屋も対面座席を継続する店舗は少なくない。静岡市葵区両替町の男性店主(40)は「居酒屋伝統のスタイルは変えられない」とし、客と従業員の手指消毒、混雑時の入店制限、大皿を避けた食事提供などで感染管理を徹底する構えだ。

静岡新聞社

最終更新:5/23(土) 7:45
@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

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