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札幌で新たな高齢者施設内感染か

5/23(土) 19:57配信

産経新聞

 北海道と札幌市は23日、道内で新型コロナウイルスに感染した患者1人が死亡し、新たに8人の感染と1人の再陽性が確認されたと発表した。新たな感染者には、札幌市の救急病院の看護師や高齢者施設の入所者が含まれている。

 市保健所は「(新たな集団感染が起きる可能性を)憂慮している。なるべく早く必要な検査を実施し、感染拡大を防ぐ」と懸念を示している。

 札幌市によると、この日感染が判明した1人は同市東区の「勤医協中央病院」に勤務する看護師。市は、21日に感染確認を公表した女性が同病院の看護師であることも明らかにした。

 看護師2人について、市は同じ場所での勤務を確認したとし、院内感染と市中感染のいずれの可能性もあるとみて調査を進める。

 同病院では今月1日に入院患者1人が陽性と判明しており、同病院に関係する感染者は計3人となった。

 市の担当者は「2次救急を担っている要の病院。ほかの病院への影響が大きい」として、調査を急ぐ考えを示した。

 別の1人は、札幌市内の高齢者施設に入所する90代の女性。13日に発症し、18日に入院した後で感染が疑われ検査を実施した。女性が長期にわたって入所しているため、市は施設内で感染した疑いがあるとみて調査を進めている。

 市によると、この施設は定員30人で、女性は個室に入っていたという。

 道によると、クラスター(感染者集団)が発生している札幌市北区の介護老人保健施設「茨戸(ばらと)アカシアハイツ」で、新たに80代の女性入所者が陽性と判明した。この施設の感染者は計90人となった。

 この施設では、札幌市が軽症の陽性患者の施設療養を継続する方針をとっている。運営法人によると、23日時点で34人が入院し、陽性患者17人を含む45人が入所している。

 施設内では、陽性患者と他の入所者との接触を避けるゾーニングが今月1日に実施された。だが、陰性入所者のいる1階でゾーニングから潜伏期間とされる14日間が経過した後も発症者が出ており、1階で感染が広がった可能性がある。

 道によると、女性は1階に入所。22日に熱や倦怠感(けんたいかん)などの症状が出たため、即日検査を実施して陽性と判明した。道は入院に向けて調整中としている。

 道によると、23日午後5時時点の道内の感染者は延べ1039人。治療中の患者は234人で、うち15人が重症。23日までに79人が亡くなった。

最終更新:5/23(土) 19:57
産経新聞

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