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【医師に聞く】呼吸がしづらくなる? タバコが原因といわれるCOPDとは?

5/23(土) 16:24配信

Medical DOC

なかなか周知が進まないCOPD(Chronic Obstructive Pulmonary Disease:慢性閉塞性肺疾患)という病気。その正体は、主にタバコを原因とした呼吸機能の低下です。草加きたやクリニックの星加先生によると、COPDの特徴は、「呼吸がしづらくなる」ことにあるとのこと。聞くだけでも恐ろしいこの病気の詳細の解説をお願いしました。

[この記事は、Medical DOC医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております]

【この記事の監修医師】
星加 義人先生(草加きたやクリニック 院長)
埼玉医科大学医学部卒業、順天堂大学大学院医学研究科博士課程修了。東京厚生年金病院(現・独立行政法人地域医療機能推進機能東京新宿メディカルセンター)内科勤務、順天堂大学医学部附属順天堂医院呼吸器内科勤務、越谷市立病院呼吸器科医長就任などを経た2016年、埼玉県草加市に「草加きたやクリニック」開院。医学博士。日本内科学会認定内科医、日本呼吸器学会専門医。日本プライマリ・ケア連合学会、日本アレルギー学会、日本禁煙学会の各会所属。

気付いたときには、呼吸がしづらくなっている

編集部:
ときどき耳にするCOPDとは、どんな病気なのでしょう?

星加先生:
肺が炎症により障害をうけ、十分な呼吸機能を維持できなくなる病気です。炎症の原因は有害物質で、日本人の場合、その9割は「タバコの煙」とされています。

編集部:
初期症状にはどのようなものが?

星加先生:
呼吸困難やせき、たんなどが考えられるものの、初期症状の乏しい方もいらっしゃいます。また、仮に息切れなどを感じたとしても、「年のせい」にする方が多いですね。あるいは、COPDなのに、「風邪のせきが治まりにくい」などと看過されることもあります。

編集部:
気付きにくいとしたら、手遅れになりそうですが?

星加先生:
その可能性はあります。COPDのほとんどは「タバコによるもの」と考えていいので、40歳以上の喫煙者であれば、自覚の有無にかかわらず、自発的な検査を受けてみてはいかがでしょうか。

編集部:
「40歳」の根拠はあるのですか?

星加先生:
日本呼吸器学会が出している「COPD診断と治療のためのガイドライン」では、「20パックイヤーズ」を越えると、発症リスクが高まるとしています。「パック」は1日に吸うタバコの箱数のこと、「イヤーズ」は喫煙年数のことで、こちらを掛け合わせた数字が20を越えると発症リスクが高まるということです。例えば、20歳から1日1箱を20年間吸い続けると、「20パックイヤーズ」になりますよね。20歳の20年後というと、ちょうど40歳というわけです。

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最終更新:5/23(土) 16:24
Medical DOC

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