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「体育の授業ではマスク必要ない」スポーツ庁が通知した理由と感染予防6つのポイント

5/23(土) 11:30配信

FNNプライムオンライン

新型コロナウイルスの影響で発令された、緊急事態宣言も解除の動きが広がり、5月23日現在で宣言が継続しているのは、東京、埼玉、千葉、神奈川、北海道の5都道県となった。

【画像】体育や部活動ではこんな状況も?

学校を再開する地域も出ているが、ここで関心が高まっているのが体育の授業の扱いだ。

文部科学省はこれまで、「学校教育活動においては、通常マスクを着用してください。特に、近距離での会話や発声等が必要な場面では、飛沫を飛ばさないよう、マスクの着用を徹底するようお願いします」と呼びかけていたのだが、スポーツ庁が5月21日、体育の授業時には「マスクを着用する必要はない」などと、各都道府県の教育委員会などに通知したのだ。

体育での感染リスクを下げるための6つのポイントとは?

「学校の体育の授業におけるマスクの着用は必要ありませんが、体育の授業における感染リスクを避けるためには、地域の感染状況を踏まえ、児童生徒の間隔を十分に確保するなど、下記の事項を十分に踏まえた対策を講じることが必要です」

実際の通知では、運動の際にマスクを着用したままだと十分な呼吸ができなくなったり、熱中症になるリスクがあることを強調している。その上で、体育の授業における感染リスクを避けるためにできる、6つのポイントを紹介している。

1.児童生徒間の距離を2m以上確保すること、不必要な会話や発声をしないように指導すること、体育の授業の前後の手洗いを指導することなど。

2.軽度な運動や児童生徒がマスク着用を希望する場合、それを否定するものではないこと。ただし運動時にはN95マスクなどの医療用や産業用ではなく、家庭用マスクを着用するよう指導。また着用時には、呼気が激しくなるような運動を控えたり、呼吸が苦しい様子が見られる場合は必要に応じてマスクを外し、距離を確保して休憩することなど。

3.授業は可能な限り屋外で実施すること、屋内で実施する場合は呼気が激しくなるような運動を避けること。感染拡大防止のために換気や消毒液の使用などを実施することなど。

4.毎朝の検温や健康観察で児童生徒の健康状態を把握し、体調が優れない場合は体育への参加は見合わせること。授業を見学する場合はマスクを着用させるとともに、児童生徒間の距離を1~2m以上確保するように指導することなど。

5.教師は、原則として体育の授業中もマスクを着用すること。マスクを外す際は不必要な会話や発声をせず、児童生徒との距離を2m以上確保することなど。

6.児童生徒が密集する運動や近距離で組み合ったり接触したりする場面が多い運動については、地域の感染状況などを踏まえ、安全な実施が困難である場合は当面実施せず、年間指導計画の中で指導の順序を入れ替えるなどの工夫を行うことなど。

中国では4月、体育の授業中にマスクを着用した学生が死亡したり、熱中症となる事故も相次いでいて、マスクが呼吸を妨げたとの指摘が出ていた。こうした事故のリスクを避けるため、学校の再開に合わせて指針を示した形だ。

マスクを外した状態で感染を防ぎつつ運動するには、どんな点に注意すればいいのだろう。体育といってもさまざまな種目があるが、授業での扱いに変化はあるのだろうか。スポーツ庁に聞いた。

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最終更新:5/23(土) 11:30
FNNプライムオンライン

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