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自宅でやろう、写経ノススメ 金沢市内の寺院「癒やしに」

5/23(土) 1:05配信

北國新聞社

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で外出を控える人が多い中、金沢市内の寺院で、自宅での写経や写仏を勧める取り組みが広がっている。手本と手引きのセットを境内で配り、ウイルスへの不安を抱える人々に、心の癒やしとしてもらう。書いたものは各寺で集めて奉納し、コロナ禍終息への祈りをささげる。

 野町3丁目の曹洞宗龍(りゅう)渕(えん)寺(じ)は、自宅で写経ができるグッズ「おうちで写経」を考案した。般若心経が書かれた紙とそれを写す半紙、写経の手引きを入れ、誰でも持ち帰ることができるよう本堂前に置いている。

 同寺は今月、感染防止のため、毎月開いている写経の会を中止した。参加者から「家で写経がしたい」という声を受けてグッズを作ったところ、22日までに8個が持ち帰られたという。持ち帰る際は、1個につき500円をさい銭箱に納めてもらう。

 野町1丁目の浄土宗弘(ぐ)願(がん)院(いん)では、写経と写仏の体験セットを無料配布している。病気の回復を願う経文や意味、写仏用の仏の絵を記した紙と手引きの計3枚で、寺のホームページからもダウンロードできる。今後は般若心経などさまざまな経文を用意するという。

 龍渕寺、弘願院ともに、経文を写したものが持ち込まれれば寺で奉納する。龍渕寺の石丸大吾次期住職(27)は「集中して経を写すことで日常から離れ、心を落ち着かせてほしい」と話した。弘願院の森岡達圭住職(34)は「仏の教えを通して自分を見つめ直してほしい」と呼び掛けた。

北國新聞社

最終更新:5/23(土) 1:05
北國新聞社

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