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元世界王者・山中慎介氏がオンライン講座 「神の左」が五輪代表らに金言

5/23(土) 22:26配信

スポーツ報知

 日本ボクシング連盟は23日、東京五輪代表および候補選手を対象にしたオンライン講座を開き、プロボクシング元WBC世界バンタム級王者・山中慎介氏(37)が講師を務めた。

 「プレッシャーに打ち勝つ」をテーマに講義を行った山中氏。「神の左」と呼ばれた強打を武器に日本歴代2位の12連続防衛を果たした自身の経験をもとに、トップ選手ならではの試合への臨み方や独自の調整法などを伝授。同連盟によると、プロで世界一になった選手の経験と言葉の重みに選手は熱心に耳を傾けたという。対話を通し、山中氏の人柄に触れた選手らは「人としての厚さに感銘を受けた様子」だったという。

 講座は、新型コロナウイルス感染拡大の中、代表選手のモチベーション維持と、今後の強化方針の理解を深めたり、スポーツ理論を身につけることを目的としたもの。4月には2012年ロンドン五輪男子ミドル級金メダリストで、WBA世界同級王者・村田諒太(34)=帝拳=も講師を務めている。今月16日には、講師を務めたウラジミール・シン・ナショナルコーチから、自粛活動終了後にウズベキスタンをはじめとした、海外チームとの実戦形式の合同練習または試合を行うことを検討していることが選手らに伝えられた。

 男子フェザー級候補・堤駿斗(東洋大)「山中さんの講義を聞いて、自分の悪い試合展開をイメージすることも大切だなと思いました。これからアマやプロになった時の試合に意識して臨みたいと思います」

 男子ライト級・成松大介(自衛隊)「私が帝拳ジムに初めて出稽古に行った時、山中さんは日本ランカーでした。それから日本チャンピオン、世界チャンピオンとレベルを上げていく中、ジムで変わることなく穏やかで気さくな山中さんを見て、やはりたくさんの人から応援してもらえる人とはこういう人なんだなと感じました。プレッシャーに対する考え方で緊張を受け入れ慣れさせていくという考えはとても共感できました」

 男子ウエルター級・岡沢セオン(鹿児島県体協)「名チャンピオンからのとても貴重なお話を聞くことができて勉強になりました。特に、良いイメージだけでなく悪いイメージもしておくことが平常心につながると言うお話を聞き、自分も取り入れようと思いました」

 男子ミドル級・森脇唯人(自衛隊)「山中慎介さんのお話を聞いて、すごくモチベーションが上がりました。環境に感謝して練習、頑張ります」

 男子ライトヘビー級・梅村錬(拓大)「山中さんのお話を聞かせていただき緊張をどうするかではなく、経験の中で緊張に慣れていき、その対応の仕方を学ぶ方法があるということ。現役時代『ゴッドレフト』という異名を持つ山中さんのパンチの打ち方、足を意識した上半身への力の伝え方や練習方法など、貴重なお話を聞くことができ、良かったです」

 女子フライ級・並木月海(自衛隊)「今回お話を聞いて感じた事は、やっぱり自分の意思をしっかりと持ち、考えて行動する事が必要で大切だと思いました。一人一人戦い方も違えば、試合前のメンタルも違う。でも、何より自分のルーティンや、やって来たこと。周りで応援してくれている方々への感謝などでプレッシャーに打ち勝つ事はできるという事が分かりました。自分もしっかり意思を持ち、周りに感謝しながらボクシングをやって行きたいと思いました」

 女子フェザー級・入江聖奈(日体大)「悪い方の想像もしておくというメンタルコントールがとても参考になりました」

 女子ライト級候補・浜本紗也(日大)「なかなか聞く事のできないお話や、具体的なアドバイス、メッセージをいただくことができ、モチベーション維持につながりました」

 女子ウエルター級候補・鬼頭茉衣(中京大大学院)「私は日本のアマチュアボクシングを発展させたい思いが強くあります。今、選手の立場としてできることは、結果を出すことだと思うので、五輪出場、金メダルを目指して頑張りたいと思います」

報知新聞社

最終更新:5/23(土) 22:26
スポーツ報知

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