ここから本文です

神戸・小学生連続殺傷23年 遺族「子どもへの思い替わることはない」

5/24(日) 3:00配信

毎日新聞

 神戸市須磨区の小学生連続殺傷事件(1997年)で小学6年の土師(はせ)淳さん(当時11歳)が殺害されてから23年となる24日に合わせ、父守さん(64)が報道各社に手記を寄せた。加害者の元少年(37)については、今年も手紙が届かなかったことを明かしたうえで「(なぜ淳さんの命が奪われなければいけなかったのか)答える義務がある」と訴えた。

 手紙を巡っては、2004年から代理人が預かり遺族に渡していたが、15年に元少年が遺族の承諾なしに手記を出版したため、以降は遺族側が受け取りを拒否している。18年からは届かなくなった。

 守さんは現在の心境について「もう23年も経過したのかという感慨はありますが、私達(たち)の子どもへの思いは替わることはありません」とつづった。また手紙については「書くという行為が(自らの罪に真摯(しんし)に向き合うための)重要な手段」と強調し、「私達が受け取るかどうかとは関係なく、書くべきだ」とした。

 守さんは18年に関西の有志らと「犯罪被害者の会(つなぐ会)」を結成し、被害者支援の活動を続けている。報道各社の取材に対しては、新型コロナウイルスの感染拡大で「人間関係が希薄になり、心の通った支援に支障が生じるのではないか」と懸念。36人が犠牲になった19年の京都アニメーション放火殺人事件などを念頭に「できることがあれば協力したい」と回答した。【春増翔太】

最終更新:5/24(日) 3:14
毎日新聞

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事