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佐藤義則氏、投手の“あるしぐさ”に肘の使い方ヒント【ヨシさんの野球教室】

5/24(日) 9:00配信

デイリースポーツ

 阪急、オリックスでエースとして活躍し、現役引退後も投手コーチとして数多くの好投手を育てたデイリースポーツ評論家・佐藤義則氏(65)の野球コラム「ピンチはチャンス!ヨシさん野球教室」をお届けする。ステイホームが叫ばれる今、レッスンを中心に、役立つ情報、思い出話など幅広く語っていく。

【写真】ヨシさんの野球教室 トップで作った肘を「決して振り下ろさない」

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 プロ野球が来月にも開幕できそうですね。もし、テレビで見ることがあったら、ピッチャーの“あるしぐさ”に注目してほしいです。そこに、肘の使い方のヒントがあります。

 アスリートであれば、一番の敵は故障でしょう。ピッチャーなら肩、肘を痛めることも多いと思います。投げ過ぎによる炎症から痛めるということもあるでしょうけど、正しい使い方をしていれば、大部分の故障は防ぐことができると思います。

 そこで、ピッチャーの“しぐさ”の話ですが、疲れて腕の筋肉が張ってきた時や、緊張する場面で、腕や手首をぶらぶら振っているところを見たことはありませんか。肩周辺をぐるぐる回していることもあるでしょう。もしかしたら、皆さんもやっているかも知れませんね。

 でも、本当に肘の使い方を理解しているピッチャーは、ただぶらぶらさせるだけでなく、非常に理にかなった動きでリラックスを図りつつ、正しい肘の使い方を確認しています。

 「気をつけ」の姿勢から説明すると分かりやすいと思います。この時、両方の手のひらは太ももあたりにくっついていますね。そこから、利き腕を真横に地面と平行になるまで開いていきます。手のひらは、真下を向いているはずです。

 これを基本姿勢として、肘から先だけ上方に折り曲げます。手の甲が耳とか側頭部に当たるくらいで構いません。そして、肘は上げたまま動かさないようにして、肘から先を伸ばす。

 例えば捕手方向を向いているとすれば、顔も体もそのままで、右投手なら三塁方向にボールを投げるようなイメージです。

 もちろん、ボールは持ちませんが、この方向への肘の曲げ伸ばしは、どれほど強く行っても痛めることはありません。つまり、肘痛を起こさない、正しい肘の動きを確認することができる上、リラックス効果もあるのです。これをやっているピッチャーがいれば、プロの中でもかなり理論に精通した“できる”ピッチャーですね。

最終更新:5/24(日) 9:10
デイリースポーツ

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