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体の限界で引退を決断したアドゥリス「一番好きなことだから39歳までできた。でも二つの目は前を見るためについている」

5/24(日) 0:11配信

GOAL

現役引退を発表したアスレティック・ビルバオFWアリツ・アドゥリスが、22日に引退会見に臨んだ。

アドゥリスは先に、普通の日常生活を送るため、人工股関節置換手術を受けることを理由に引退を発表。アスレティックの本拠地サン・マメスのピッチ上で、ソーシャルディスタンスを厳しく守りながら行われた引退会見において、自身が腰部に抱えていた痛みについて詳細に説明している。

「以前から取り組んでいた闘いだった。これまでは耐えることができていたんだけど……。チームのことを助けられると思っていたが、長い時間、自宅待機を強いられたことが決定的なものとなってしまった。誰にとっても体には限界というものがあって、僕の腰はもうどうすることもできなくなってしまった」

アドゥリスは新型コロナウイルスによって延期されていたリーガの11試合、そしてコパ・デル・レイ決勝レアル・ソシエダ戦に参加することなくスパイクを脱ぐことになる。

「アスレティックは素晴らしい人たちの手に委ねられている。リーガの残り11試合も、あれだけ求めていたコパ決勝でプレーできないことも、最も辛いことではない。もっとも辛いのは、チームの面々と一緒にいられないことだ」

アドゥリスは子供の頃にアスレティックと提携を結ぶクラブでプレーし、その後アスレティックのBチームに加入。二度にわたってアスレティックから完全移籍で退団しなければならなかったが、31歳となった2012年に復帰してからはキャリア最高の得点ペースで不動のエースとして君臨した。

「アスレティックのユニフォームを着てプレーできるなんて、決して想像していなかったことだ。自分の人生の39歳までプレーを続けていたのは、これが僕の一番好きなことであり、本当に素晴らしい日々を過ごせたからだ。子供の頃からこれまで、ずっとそういうことをできていたんだよ」

「思うに現在のアスレティックは、今みたいな状態の僕抜きの方が素晴らしいチームだ。前を向かなくてはならない。二つの目は前を見るためについているのであり、後ろを見ることがあってはならない」

アスレティック伝統の運搬船による祝勝パレードを夢見続けてきたアドゥリス。今季コパ決勝で、その夢が実現していた可能性があった。

「船に僕の居場所はなくていい。ただ、船を出せることができればいい。僕はファンの一人として、その事実を噛み締めることにするよ」

「僕は至極簡単なことを願っていたが、その期待を完全に上回る旅路だった。この忘れ難い、輝かしい旅路について、皆に感謝をしたい。このサン・マメスのピッチで、この道の終わりについて話せるのは素晴らしいことだ」

「自分のことについて話すのは難しいけれど、何か振り返ることがあるとすれば、このユニフォームのために全力を尽くしたということだ。このチームのために、自分ができる最大限をことをしてきたよ。アスレティックのために戦い、アスレティックのために負けることは、自分が信じていないもののためにそうするより何千倍も価値がある。ここにあるものは、どんなものとも比較することができないんだ」

最終更新:5/24(日) 0:33
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