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女将が奔走!再起図る老舗旅館 地域の店巻き込み「クラウドファンディング」 台風とコロナの“ダブルパンチ”に負けない

5/24(日) 10:30配信

NBS長野放送

特集は再起を目指す温泉旅館です。台風災害による痛手に続き、新型コロナウイルスの影響で休業を余儀なくされている長野県上田市別所温泉の老舗旅館。女将が奔走し、地域の店を巻き込んだ支援を呼びかけ、再起を図ろうとしています。

上田市・別所温泉。「信州最古」とも言われ、いつもなら多くの観光客が訪れますが…。

(記者リポート)
「北向観音に向かうこちらの通りも、土産物店などは営業しているんですが、観光客の姿は見られません」

土産物店は…。

土産物店の女性:
「5月11日から店を開けてみたんだけど、本当に見事に人が通らない。苦しいなんてもんじゃない。どうにもならない」

新型コロナの緊急事態宣言に伴い、県から「休業の検討依頼」を受け、別所温泉では14軒の旅館全てが、4月22日から休業に入りました。上田電鉄の赤い鉄橋が流されるなどして客足が落ちた、去年10月の台風19号災害に続く痛手でした。

その後、緊急事態宣言の解除などで、一部の旅館は営業を再開しましたが、首都圏から誘客ができないこともあり、多くの旅館は5月いっぱい休業することにしています。

そのうちの一軒が「中松屋」です。江戸時代の享保年間に創業した、温泉街でも指折りの老舗も今、苦境に立たされています。

中松屋9代目女将・土井恭子さん:
「こんなに別所温泉に人が歩いていない。北向観音に参拝する人がいないというのは、本当に初めて。こんな悲しいことは、一度も見たことがない」

予約のキャンセルとそれに続く休業で売り上げは激減。人件費や設備の維持費は月に7、800万円にのぼり、経営を圧迫しています。

そこで9代目女将の土井恭子さんは、ブログで旅館の状況を発信しつつ、インターネットで資金を調達する「クラウドファンディング」に取り組むことにしました。再開に必要な資金を確保するため、支援を募ることにしたのです。

中松屋9代目女将・土井恭子さん:
「台風19号災害から奮起して頑張っていこうという矢先に新型コロナの影響を受けて、どうしようと。資金が底をついてしまうということで」

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最終更新:5/24(日) 10:30
NBS長野放送

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