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悪質「県外ナンバー狩り」いつまで続く? 自治体で「在住確認書」配布の動き広がる

5/24(日) 10:23配信

乗りものニュース

「和歌山県在住者です」確認書 2200件超え

 2020年5月現在、新型コロナウイルスの影響で、都道府県をまたいだ移動の自粛が呼び掛けられるなか、「県外ナンバー狩り」などと呼ばれる悪質な嫌がらせが全国で見られます。その都道府県外のナンバープレートをつけているクルマがあおられたり、落書きされたりといった事例です。

【画像】県外ナンバー狩り「自衛グッズ」も多数

 これにより、たとえば引っ越してきたばかりの人など、その都道府県に居住していながらも、理由あってナンバープレートを変更できていない人が不安を抱えていることから、「〇〇県在住者です」などと記された表示カードを配布する動きが全国に広がっています。和歌山県や山形県は県単位で実施、ほか市町村単位で交付しているところもあり、民間でそのようなグッズを販売したり、自作する人もいたりするようです。

「実際に確認したわけではありませんが、石や空き缶などを投げつけられたと仰る方もいらっしゃいました」と話すのは、和歌山県の政策審議課です。和歌山県では5月7日(木)から「和歌山県県在住者です」と書かれた「在住確認書」の交付を開始し、5月20日(水)までに2207枚が発行されたそうです。

 交付開始当初に受け取る人が多かったものの、和歌山県含む39県で緊急事態宣言が解除されたのちも1日10数枚の交付があるとのこと。また、5月19日(火)から始めた鳥取県日野町のように、緊急事態宣言の解除後に交付を開始した自治体もあります。

 こうした在住確認書について、和歌山県の政策審議課は「あくまで緊急避難的な措置」だとしていますが、これには批判も寄せられています。

「差別を助長」するのか? 宣言解除後も雰囲気変わらず

 4月27日(月)と比較的早い段階で、「徳島県在住者です」と書かれた画像をウェブサイトに公表した徳島県三好市には、「差別を助長する」などといった批判が相次いだそうです。また、この表示を「県外の人が利用して三好市に行く」といった意見もあったことから、市は翌日に画像をウェブサイトから削除し、市役所などへ来た人にカードを配布する形としました。確認している配布枚数は、5月21日(木)の段階で89枚とのこと。

「三好市は県境に位置しているうえ、国の機関もあります。実害を受けた例もあり、不安を抱えている方がいらっしゃることから、カードを用意しています。この状況下で、国民は都道府県をまたいだ移動に過剰反応しているのでしょう。緊急事態宣言の解除後も、雰囲気が変わった印象はありません」(三好市秘書人事課)

 和歌山県にも、「(在住確認書を)表示している人を逆に区別してしまう」といった意見が県内外から寄せられているといいます。また、居住地の変更に応じてナンバープレートを変更することは、法律でも義務付けられていることから、交付者に対しては、その後にナンバープレートを変えてほしい旨を文書で通知しているそうです。

 これらの配布、交付をいつまで続けるのか、ということについては、三好市、和歌山県とも、都道府県をまたいだ移動自粛要請の解除が目安になる、と口を揃えました。

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最終更新:5/25(月) 16:24
乗りものニュース

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