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【ENGINE・ハウス】リンカーン・ナビゲーターが鎮座する家 小さくても中は広々!?

5/24(日) 9:00配信

ENGINE WEB

巨大なリンカーン・ナビゲーターを停めるスペースも必要だし、居住スペースも広くしたい。そんな悩みを解決したのがこのO邸だ。 

【写真】延床面積はわずか87㎡。勤め人の予算で叶った広さを感じる楽しい家である

お気に入りのクルマも欲しい。理想の家も建てたい。だが、勤め人なので予算は限られる。かかる望みを、建築家の知恵で何とか解決できないか。そう考える人は多いだろう。今回紹介する平塚市のOさん(40歳)も、同じような希望を持っていた一人だ。いや、正確に言えば、ちょっと欲張りかもしれない。これらの要望に加えて、庭があって、青空の下でビールを楽しめる家を望んでいたのだから。しかもクルマは、幅が2mで長さが5.3mもある巨大なリンカーン・ナビゲーター(2007年型)だ。一方、敷地は115㎡。少々条件は厳しいが、建て主の情熱と建築家のアイディアで、O邸は極めて魅力的な家となっている。

大きなクルマが好きなOさん。人生初のマイカーは、ランドクルーザー・プラドだった。そして次にやってきたのが、現在所有するリンカーン・ナビゲーターである。リンカーンは歴史ある高級ブランドで、SUVのナビゲーターも豪華なモデルだ。惹かれたのは、乗り込む際にステップが自動で出てくるところと話す。

住まいがあるのは、クルマ利用が一般的なエリア。Oさんは機会があれば運転したいタイプで、所有して足かけ10年で10万キロと、順調に走行距離を重ねている。家の周囲は住宅街のため道は広くないが、案外取り回しは楽だとか。巨体にもかかわらず、近所のスーパーでも駐車場の枠内に収まるそうだ。荷室も大きく、Oさんたちの趣味である、自転車やスノーボード、キャンプ道具を積んでの遠出に便利なのは勿論、3列シートなので、二人のお子さんとご両親を乗せての帰省の時にも活躍している。

大きなクルマ好きは譲れない

Oさん夫婦は、上のお嬢さんが小学校に上がるまでにはと、家を建てることにした。二人はテレビ番組の「建もの探訪」を楽しんできた建築好き。気になる建築家を300人ほど調べた後に、設計を依頼したい何人かに実際に会って、相性などを確認。好みのスタイルの家を設計していたうえに、自分たちの細かな要望を伝えやすいと感じた土田拓也さんにお願いすることにした。アウトドア好きの建築家で、家を建ててからも長い付き合いができそうな点も決め手となっている。

さて、O邸の設計での最優先事項は、敷地内に巨大なリンカーン・ナビゲーターを停めるスペースを確保することだろう。Oさんには、敷地に合わせてクルマを小さくするという選択肢は無い。そして次も、大きなクルマに乗るつもりだ。そう、本当に大きなクルマが好きなのである。

そこで建築家の土田さんは、母屋の形を少し歪ませることにした。これでリンカーンを停めることができるうえ、居住の面積を大きくでき、隣の家との間に庭を設けることもできるのだ。なかなかのアイディアである。さらにリンカーンの隣に小さなクルマ用のスペースと独立した物置を設けた。Oさんの趣味であるアウトドアは用具が汚れやすいので、物置は泥などを家の中に持ち込まないようにとの配慮だ。

さらに、駐車スペースの地面には芝生を植えた。これで2台あるクルマを一旦どかせば、家の前はちょっとした庭に早変わり。ここに子供用プールを出したり、BBQを楽しんだりと、アクティブに活用している。

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最終更新:5/24(日) 9:00
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