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静岡の野球審判員・服部和彦さん「夢には続きがある」球児にこの先も野球継続訴え

5/24(日) 8:00配信

スポーツ報知

 甲子園中止にショックを受けているのは審判員も同じ。20年以上のキャリアを持つ服部和彦さん(50)=裾野市役所=は「非常に残念です」と話した。地方大会も中止となり、「毎週末にユニホームを洗濯して準備する親御さんにとっても、夏の県大会は晴れ舞台だったと思います。入場行進も試合も。そんな気持ちの整理をつける機会がなくなってしまった」と、家族の心境を思いやった。



 審判としても寂しさは大きい。小3で野球を始め、御殿場南高―流通経大とプレー。28歳のときに職場チームの先輩に勧められて審判を始め、30歳から高校野球にも携わってきた。「この年齢になっても高校生と一緒にグラウンドに立ち、白球を追いかけられる」と充実の毎日だった。それが今年はない。練習試合もすべての年代で止まっている。

 県高野連は代替大会の開催を検討中。厳しい練習を春から経験していない選手たちが夏の猛暑に耐えられるのか。熱中症は大丈夫か。心配ではあるが、それでも「最後の舞台を作ってあげてほしい」と応援する。

 

高3夏は2回戦敗退も、野球を続けてきたことで、夢だった聖地に立つこともできた。県から派遣され、17年夏の甲子園で3試合を経験。せり上がるようなスタンドと観客の大歓声に圧倒された。やはり「特別な場所だ」と実感した。

 だから今の3年生にも諦めてほしくない。「大学生や社会人になっても野球を続けてほしい」。大人になって裏方に回り、審判になっても甲子園を目指すことはできる。「夢には続きがあります」とエールを送った。(里見 祐司)



 ◆服部 和彦(はっとり・かずひこ)1969年7月24日、裾野市生まれ。50歳。御殿場南高時代は4番で主将。流通経大を経て裾野市役所でもプレー。介護保険課課長。家族は妻と2女。

報知新聞社

最終更新:5/24(日) 8:00
スポーツ報知

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