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デイビッド・ラング: 私の水中探査ロボット

6/19(月) 17:45配信

TED

David Lang

翻訳

(水中の音) このビデオは 海底研究室「アクエリアス」で 撮影されました フロリダ州キーラーゴ島沖 6キロ 海面下18メートルの場所です NASAはこの極限環境を使い 宇宙飛行士や潜水技術者の 訓練を行っていますが 昨年 研究室の招待で 私たちも同乗させてもらったのです その一部始終を 私たちのオープンROV― ガレージで作ったロボットで 記録しました ROVは遠隔操作探査機のことで 今回使った小さなロボットは ライブビデオを あの極細のテザー・ケーブルを通じて 海上のコンピュータに送信します これはオープンソース化しており 全ての設計ファイルやプログラムを オンラインで公開していますので 誰もが その設計を修正 改良・変更することができます ほぼ既成部品で組み立てられ そのコストも タイタニック号の探索に ジェームズ・キャメロンが使ったROVの 千分の一くらいです ROVは新しいものではなく 数十年前からあります 科学者が海洋探索に使ったり 石油・ガス企業が 海洋調査や建設に 使ったりしています 私たちが作ったものは ユニークではありませんが その作り方はとてもユニークでした ここで その経緯を 簡単にご紹介しましょう 数年前 友人のエリックと私は この水中洞窟の 探検をすることにしました シエラネバダ山脈の麓にある洞窟で ゴールド・ラッシュ時代に 盗まれた金が 隠されていると聞き そこに行きたくなったのです 残念ながら 当時はお金がなくて なんのツールもありませんでした エリックには ロボット設計の 基本構想はありましたが 細かい部分を自分たちでは 解決できなかったので こんな状況下では 誰もが考える通り インターネットで 支援を募ったのです このウェブサイト openROV.comを立ち上げ そこで目的や計画を公開しました 最初の数ヶ月 そこの掲示板で やり取りをするのは エリックと私だけでしたが まもなく 様々な物作り愛好家から フィードバックをもらうようになり まもなく 様々な物作り愛好家から フィードバックをもらうようになり そして ついには 海洋技術者の方々からも 何をすべきか 提案を受けるに至りました この取り組みを続け 多くを学びました プロトタイプを重ねて ついに洞窟への出動を決めました 準備万端でした ちょうどその頃 この小さな調査旅行の話が広まり ニューヨークタイムズ紙にも 取り上げられ 私たちは感無量でした 多くの方から このオープンROVの― 製作キットがほしいとの 声をいただいたからです そこで 私たちは Kickstarterで このプロジェクトを発表し そこで 私たちは Kickstarterで このプロジェクトを発表し 開始2時間で 目標の資金を集めました 急に このキットを作れる お金ができたわけですが どうやって作るか 学ぶ必要がありました というのも 小ロット生産が必要だからです すぐに 今までのガレージでは 狭すぎると気づきましたが やってのけました キットを作れたのは TechShopのお蔭でした とても助かりました 私たちは このキットを 世界中に出荷しました ちょうど昨年のクリスマス前のことで まだ数ヶ月しか経っていません でも すでに世界中から ビデオや写真が集まってきています この南極の氷の下から 撮った写真もそうです ペンギンがロボット好きだ ということも分かりました (笑) 今も 私たちは 全ての設計図を オンラインで公開し 誰もが 自分で組み立てられる ようにしています こうすることが 唯一の方法だったのです オープンソースとすることで この研究開発ネットワークを広げ どんなベンチャー企業よりも 早く開発を進めています とはいえ ロボット製作自体は まだ始まりにすぎません 真の可能性 長期的な可能性を秘めているのは 世界中に広がりつつある このDIY海洋探検家コミュニティーなのです 世界中に広がりつつある このDIY海洋探検家コミュニティーなのです こうした機械が 何千も海中を漂っていたら こうした機械が 何千も海中を漂っていたら 見つけられるものは 計り知れません さて あの洞窟はどうなったでしょう? 金を発見したかって? いいえ 金なんてありませんでした でも それ以上に価値があるものを 見つけました 海洋探検がもたらす 素晴らしい未来を 垣間見ることができたのです これは 世界のジェームズ・キャメロンでなくとも 誰もが参加できることなのです 水中の世界を 一緒に探検しましょう ありがとうございました (拍手)


デイビッド・ラングは、独学でアマチュア海洋生物学者になりました―というより、彼の代わりにロボットを海洋生物学者にしました。素敵なトークで、TEDフェローのラングは、どうやって海洋愛好家たちが力を合わせて、オープンソースで低コストの水中探査機を作り上げたか語ります。 ( translated by Yuko Yoshida , reviewed by Reiko Bovee )

動画撮影日:2013/2/25(月) 0:00
TED