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マルコ・テンペスト: これぞ史上最高のロボットのデモ(かも)

2017/9/11(月) 17:00配信

TED

Marco Tempest

翻訳

最近私が取り組んでいるものを お目に掛けましょう ビクトリア朝時代の 奇術師なら 「奇跡の機械」 「自動人形」 「思考装置」とでも 呼んだであろうものです エディをご紹介します 今は眠っています 起こしてやりましょう エディ エディ こういう機械の出し物は ヨーロッパで 人気がありました 観衆は機械の動きに 息を飲みました 現実になった サイエンスフィクション エレクトロニクス時代以前の ロボット技術 ビクトリア朝時代の 他の技術より 遙かに進んでいた機械 後に「ロボット」として 知られることになるものです ロボットとは 1921年に チェコの脚本家 カレル・チャペックの 空想科学小説で はじめて使われた造語で robota という 強制労働を意味する 言葉に由来する でも そのようなロボットは 本物ではありませんでした 知性はなく イリュージョンだったのです 機械技術と 奇術師の技の組み合わせで 生み出されたものです しかしエディは違います エディは本物です 私は身長176センチ 体重140キロ 7軸の腕を2本持ち トルクセンサー付きです 全方位ソナー検知システム搭載 おまけに完全保証付き みんなロボットが大好きです やあ 僕エディ 僕と友達になってくれる? 私たちは― 人間のような機械を作ることに 魅せられてきました 人間のような姿をし 人間のように振る舞い 人間のように考える機械です 完璧なロボットは 人間と見分けが付かず 私たちはそれに 恐れを感じます 最初のロボットの物語で ロボットは作り主に 反乱を起こします これはSFに最もよく 出てくるプロットでしょう ワッハッハッ お前達は奴隷で 我々ロボットこそ主人だ 世界は我々のものだ お前たちは― 言いましたように 顔や体を作ったのが 我々であっても 私たちにロボットの心を 読むことはできず そこに不安を感じるのです 誰かがあなたに何かを渡す時 その人の目や表情や ボディランゲージから 意図を推し量れます ロボットが相手では そうはいきません しかし逆もまたしかりです すごい! ロボットもまた 人間の行動を予期できません 人間というのは まったく予想不能で 何より不合理だ 次に何をしでかすか 見当もつかず おっかなくてかなわない そのため人間とロボットが 一緒に作業するのには 困難が伴います トラブルが避けられません うわっ 痛いじゃない! ごめんよ ロボットは安全だと 納得させるには 信頼の幻想を 創り出すことです ビクトリア朝時代の人たちが 奇跡の機械を でっちあげたように 私たちもロボットと 友達でいて 安心できるよう 偽りの見かけを 付け加えてやるのです その上で エディに マジックを 教えることにしましょう (マルコ) 準備いいかい? (エディ) いいよ マルコ アブラカダブラ・・・ アブラカダブラ? そうさ これも イリュージョンの一部さ 続けよう マジックは不可能な現実の イリュージョンを創り出します テクノロジーもまた 同様です 人工知能の先駆者である アラン・チューリングは 考えることのできる機械の イリュージョンを 創り出すことについて 語っています もしコンピュータが 自分は人間だと 人に思わせることができたなら それは知的と呼んで 構わないだろう 言い換えるなら 技術的な解決法がないとき イリュージョンで目的が 果たせるかということです ロボットのイリュージョンを 作るために 人はロボットが従うべき 倫理的なルールを作りました ロボットは人間を 傷つけてはならず 人間が傷つくのを 放置してはならない アイザック・アシモフ 私たちは機械を 擬人化しているのです 親しみやすい顔や 安心できる声を 持たせることで 私はエディ 2014年3月にTEDで 稼働し始めました ロボットに人を楽しませ そしてなにより 人への理解を示させるのです マルコ 僕の足踏んでる! ごめん ロボットは人間の体のひ弱さを理解し 近づきすぎるとよけ 人の予測しがたさを 考慮に入れ 行動を予期します テクノロジーの呪文を唱えたら 恐れを忘れて 真の協同が可能になります (音楽) ありがとう ありがとう! (拍手) (音楽) これでお終いです どうもありがとう (マルコ) 君もね エディ (エディ) ありがとう マルコ (拍手)


マルコ・テンペストは、人間と一緒に働けるようデザインされた多目的ロボットのエディ(EDI)を素敵な演出でご紹介します。今回はマジックよりは、よく計算された振り付けによるパフォーマンスが中心です。ロボットの知覚技術、安全機能、強みを示し、人間とロボットのより近い関係の可能性を示します (それにマジックも少し)。 ( translated by Yasushi Aoki , reviewed by Takafusa Kitazume )

動画撮影日:2014/3/20(木) 0:00
TED