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中国「ファーウェイ」CFO、カナダで逮捕のワケ 背景に米中通信戦争か

12/7(金) 1:10配信

Fuji News Network

フジテレビ

アメリカからの要請で身柄を拘束。
中国側は激しく反発している。

11月28日、日本で行われた中国の通信機器最大手「ファーウェイ」の新型スマートフォンの発表会。

高い性能とコストパフォーマンスの良さから、世界的にシェアを伸ばしているファーウェイ。

出荷台数は、韓国のサムスン電子に次いで世界2位。

そのファーウェイに6日、衝撃が走った。

カナダの司法当局は5日、ファーウェイの創業者の娘で、CFO(最高財務責任者)を務める、孟晩舟容疑者を12月1日、カナダ・バンクーバーで逮捕したと発表した。

アメリカのメディアによると、孟容疑者の逮捕は、アメリカ当局の要請に基づくもので、ファーウェイが、アメリカのイラン制裁に違反した疑いがあるとみて、アメリカへの身柄の引き渡しを求めているという。

今回の逮捕を受け、ファーウェイは、公式ツイッターを通じて「国連やアメリカなどのあらゆる法律を順守している」とのコメントを発表。

また中国の耿爽外務省副報道局長は「すでに、カナダとアメリカに厳正な抗議をした。拘束の理由を明らかにし、即時釈放するよう要求した」と述べた。

ファーウェイをめぐっては、8月、アメリカ政府がデータの漏えいやサイバー攻撃など、安全保障上のリスクがあるとして、政府機関でのファーウェイ製品の使用を禁止に。

また、11月22日には、アメリカの有力紙ウォールストリート・ジャーナルが、「アメリカ政府が、日本を含む同盟国に対し、ファーウェイの製品を使わないよう求めた」と報じていた。

アメリカと中国は12月1日、首脳会談を行い、貿易戦争を一時休戦とし、90日間の協議に入ることで一致したばかり。

なぜこのタイミングで孟容疑者の逮捕に至ったのか。

フジテレビの風間晋解説員は「アメリカ側の狙いとしては、2つ考えられる。1つは『対イラン制裁やぶり』は、絶対認めないという強い意思を見せること。もう1つは、IT企業 = 軍事技術企業という側面もあるので、ファーウェイが、あまりにも大きくなることに対して、アメリカ側が、大きな拒絶反応を示していると考えられる」と述べた。

今回の逮捕を受け、今後の米中関係の悪化を懸念する声が強まり、6日の日経平均株価は、一時、600円以上値を下げた。

急成長を続ける中国企業をめぐって、米中の緊張が再び高まっている。
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