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地球の周りに…宇宙の危険地帯の音とは?

2/14(水) 13:42配信

日テレNEWS24

Nippon News Network(NNN)

バンアレン帯があるのは、地球から約3000kmと、約2万kmの2か所。バンアレン帯では電波が飛び交っています。その電波の解析から発見された宇宙の音があります(※動画で確認できます)。

「この電波は宇宙では(空気がないため)聞くことができないんですけど、地上でスピーカーにつなげて再生すると、小鳥の声のように聞こえることから、“宇宙のさえずり”と呼ばれています」(名古屋大学 宇宙地球環境研究所・三好准教授)

さえずりの音はバンアレン帯の大きさの変化で大きくなったり小さくなったりするといいます。バンアレン帯の大きさは、太陽が爆発したときに発生する宇宙嵐によって、変化することがわかりました。さらに、通信障害や、停電といった私たちの生活、北極や南極付近で観測されるオーロラにもバンアレン帯が影響しているといいます。

2016年12月、JAXAはバンアレン帯探査衛星(ERG)をイプシロン2号機で打ち上げました。その調査で発見されたのがバンアレン帯の音です。バンアレン帯は、地球をドーナツ状にとり囲んでいます。そこには、高いエネルギーのプラズマ粒子が飛び交い、とても危険だといいます。

「バンアレン帯のエネルギーが高い粒子は、人工衛星にとっては危険な存在で、人工衛星が故障しやすくなるといわれています」

なぜ、バンアレン帯が存在するのか。高いエネルギーのプラズマ粒子はどのように発生するのかなど、これまで人工衛星が近づくことができなかったため、バンアレン帯は長い間謎に包まれていました。ERGによるさまざまな発見が、今後バンアレン帯の謎解明につながると期待されています。


【the SOCIAL todayより】
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