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本物そっくり!特殊メークのスゴ技体験

3/12(月) 14:25配信

日テレNEWS24

Nippon News Network(NNN)

日本時間の3月5日、アメリカ映画界最高の栄誉とされるアカデミー賞の授賞式で、辻一弘さんが日本人初となるメイクアップ・ヘアスタイリング賞を受賞して話題になった。そこで、特殊メークの驚きの技を体験した。

辻一弘さんが受賞した作品は、イギリスのチャーチル元首相の実話に基づいた映画に登場する。主人公・チャーチル役のゲイリー・オールドマンさんは、辻さんのメークによって、まるで本人のような姿に変わった。

辻さんのすごさとは何か。世界のスゴ腕10人に選ばれ、辻さんと交流がある特殊メークアーティストのJIROさんに聞いた。

「もっとリアルな表現、リアルな技術を、辻さんのなかではどんどん生まれてくるんですよ。もう本当にゴールはないんだなと、辻さんを見ていると思いますね」

JIROさんによると辻さんは、毛穴や髪の生え際など、細かいところまでリアルに再現するのだそうだ。

そこで、“リアル”な特殊メークとはどんなものなのか、スタッフが老化メークを体験した。まずは、事前に型からとったシリコン製のパーツを貼り付けていく。次に、着色。今回は9色を使い、老化した80代の肌をイメージして再現する。JIROさんがメーク中に使用している技についてこう説明してくれた。

「この筆についた液体をカップの縁ではじくことで、細かい粒子を全体的にとばしています」

約1時間後、20代のすべすべ肌が80代のたるみ肌に変化。シワも本物のように作り込まれている。JIROさんはこう話す。

「シワをつくるための筋肉とか、肉の厚み、皮膚のやわらかさとか、そこまで研究して理解してきたからこそリアルが表現できる」

CG技術も進歩しているなか、なぜ特殊メークにこだわるのか。この問いにJIROさんは――

「アナログだからこそできる領域。実際に物が作れるからこそ生で人に見てもらえる。映像以外の分野で特殊メークの技術を使う未来がある」

実在しないものをリアルに作る。この強みを生かし、今後、幅広い分野での活用が期待されている。
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