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月収30万円超も…ネットカフェ難民のいま

3/24(土) 19:18配信

日テレNEWS24

Nippon News Network(NNN)

東京都内で1日4000人いるとされる、いわゆる「ネットカフェ難民」。この言葉ができた10年前と今では、ネットカフェで寝泊まりする人たちに変化が起きていた。

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東京・新宿にあるネットカフェ。全部で64あるブースの1つに、ミュージシャンを目指す31歳の男性は3か月以上寝泊まりしているという。

ミュージシャンを目指す男性「いったん住む場所がないので、とりあえずは、ここに身を置いてるってかたちですね」

また、フリーライターの26歳の男性もいた。

フリーライターの男性「終電間に合わなくて、結局、漫画喫茶とか泊まったりすることになるんだったら、それよりかは自分も楽だし、安いかなみたいな」

有料のシャワールームや洗濯機もあり、1か月6万円ほどで利用できるこの店。利用者のおよそ8割が1か月以上の長期利用だという。

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家がなくネットカフェなどで生活するいわゆる“ネットカフェ難民”。東京都では1日4000人いると推計されている。建設関係の仕事をしている44歳の男性もその1人。

建設業の男性「やっぱり新宿なんで、交通の便がいいので」「また現場が変わるんであれば、現場の近くに引っ越す意味はないんですよね」

この男性に給与明細を見せてもらうと、月の収入が30万円以上あった。住まいを持つ考えを聞いてみると―。

建設業の男性「別に興味ないです、家…なんでそれにこだわるのって逆に思います」

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ネットカフェ難民という言葉が生まれた10年前。仕事を失いやむを得ず、という人が少なくなかった。しかし今は、およそ9割の人に仕事があり、うち半分はフルタイムだという。

東京都の対策は―。

都内のマンション6畳ワンルームの部屋には、テレビや電子レンジ、布団も用意されている。希望すればこうした部屋に3か月まで、1日500円で住める制度。その間に相談員のサポートを受けながら次の家探しができる。

しかし、昨年度の利用者は400人弱。収入があってもネットカフェで十分と考える人に、いかに利用してもらうかが課題。

TOKYOチャレンジネット 小田智雄所長「いつでも相談に行けるからいいな、と思っていたけれども、実際に大変な状況になったとき(相談する)力がなくなってしまうことが考えられる。その前にぜひ相談に来ていただきたい」
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