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サケが高級魚に?日本の“朝の定番”ピンチ

5/14(月) 19:42配信

日テレNEWS24

Nippon News Network(NNN)

朝食の定番、定食でもお馴染みの塩ザケの価格が高騰している。国産だけでなく、輸入モノも価格が上昇。おにぎりの具に塩ザケを使う業者からは、これ以上価格が上がれば撤退も…といった悲鳴さえ聞こえてくる。

■“日本の朝の定番”焼き鮭は…

14日朝、東京駅の構内にある寿司店『築地すし好 和 グランスタ丸の内店』には、朝定食を求める多くのサラリーマンたちの姿があった。一番人気のメニューは「焼鮭定食(税別680円・朝のみ)」。日本の朝食の定番、焼きサケの定食だ。こちらのお店では、脂がたっぷりのったチリ産のものを使用。御飯との相性もばっちりだという。

お客さん「これ(サケ)がないと、やっぱり朝ご飯らしくないなと。私にとったら宝物のような存在」

しかし、このサケの価格に異変が。去年に比べて、3割ほど輸入サケの仕入れ値が高騰しているという。

相川賢司マネージャー「外国産の輸入ものも値段が高騰してきて、3割から4割は上がっている」

本来は、うまみが強い国産を使いたい所だが、仕入れ値が高すぎて手が出せないという。

相川賢司マネージャー「天然の国産だと(売り値を)1000円近くとらないと割に合わない現状になってきている」

仕入れ値の高騰は4年ほど前から続いていて、今後のさらなる値上がりを懸念していた。

相川賢司マネージャー「日本の食卓からサケが消える日も、何年か後にはあるかもしれない」

お客さんは、「高くなって食べられなくなるとさみしい」「魚はみんな高級魚化しつつある。つらいよね」と話していた。

■スーパーでも、国産ほとんどなく

一方、東京・練馬区の『スーパーアキダイ』を訪ねると、並んでいたのはチリ産のサケ。お値段は3切れ入って397円だ。

秋葉弘道社長「国産はほとんどないです。非常に高値という状況があって」

国産の塩サケは、不漁などで市場に出回らず、高値のため、店に並べることができないという。

お客さん「前は頻繁に買っていたのが、今、あんまり頻繁に買えない状態」

■築地でも…値上がりの原因は?

東京・築地にあるサケの専門店『昭和食品』では、国産のサケが値上がりしていた。さばいていたのは、去年夏にとれた北海道産の時サケを塩漬けしたもの。

佐藤友美子社長「これは北海道の時サケです。優しい色合いなんです、時(サケ)は。いいサケです」

どれくらい上がったのか聞いてみると、仕入れ値は例年の約2倍だという。その訳は…。

佐藤友美子社長「(国産の仕入れ値は)1.5倍から2倍になったとは思います。去年に関しては不漁だった。(仕入れ値が)高かったり、選ぶのが大変だったりしました」

サケの生態を調べる研究機関「水産研究・教育機構北海道区水産研究所」によると、潮の流れが変わったことや、日本周辺の海水温が稚魚に適さず死んでしまったことなどが不漁の原因だという。

東京都中央卸売市場によると、北海道産の秋の塩サケの卸売価格は1キロ1188円。これは前年の同じ時期と比べると、約2倍だ(5月4日~10日・週間市況)。

■“おにぎり”にも影響、撤退の可能性も!?

高騰する食卓の定番「サケ」。サケの値上がりは、おにぎりにも影響している。さいたま市にある、スーパーなどにおにぎりを卸す『アグリフーズ』の工場を訪ねると、北海道産のサケを使ったフレークを次々とお米にのせていた。

1日に1500個製造するという人気商品だが、2年ほど前から国産の仕入れ値が1割ほど高騰。さらに、輸入ものの仕入れ値も3割ほど高騰するダブルパンチの事態に悲鳴をあげていた。

中埜智之社長「サケは利益ないです。大変に打撃が大きいです」「(Q:最悪の場合どういう展開が?)本当に申し訳ないですが、(サケおにぎりの製造から)撤退せざるを得ないという状況になる」

このまま仕入れ値の高騰が続くと利益が確保できないため、フレークに含まれるサケの分量を減らす対応をしているという。

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