ここから本文です

セグウェイ、醸造所…“変わる空港”続々!

5/16(水) 19:43配信

日テレNEWS24

Nippon News Network(NNN)

飲食店を充実させたり、新たな施設がオープンしたりするなど、各地の空の玄関口・空港が続々とリニューアルしている。飛行機に乗らなくても空港に足を運んでみたくなる。いま、魅力的に変化する空港が増えている。

◆空港で「お風呂」に「セグウェイ」?

お風呂の大きな窓からは見えるのは、飛行機。実は、愛知・中部国際空港「セントレア」の中にある展望風呂『風の湯』。

空港内には約100店舗が軒を連ねる。ご当地料理を楽しめるお店『四代目 鍵三郎 宮きしめん』(「えび天みそ煮込きしめん」1480円・税込み)などがあり、フードコートでは軽食やデザートを楽しむ人の姿が見られた。

     ◇

さらに、広さを生かして、空港の中を「セグウェイ」で走行できるツアーも行われている。インフォメーションのすぐ近くや、チェックインカウンターの前、展望デッキなどを巡る(60分3500円 ※インストラクターの講習込み)。

今年の夏には「FLIGHT OF DREAMS」という新たな商業施設もオープンする予定。

中部国際空港 友添雅直社長「国内だけでなく、海外の方にも魅力あるようにしたいので、海外発信もしたいと思っています」

◆空港でワインを醸造!?

次に訪れたのは、大阪と兵庫にまたがる伊丹空港。約50年ぶりとなる大規模改修の真っ最中だ。先月、飲食店や土産物屋など34店舗が先行オープンした。中には世界初のお店も…。

『大阪エアポートワイナリー』石倉いずみさん「こちらが醸造所になります」

店に並ぶ銀色のタンクの中に入っていたのは、ワイン。伊丹空港によると、ワインを空港内で醸造するのは、世界初だという(※店舗での醸造ワインは6月頃から提供)。

伊丹市在住の利用客「きょうは(飛行機には乗らず)ここだけを目的に来ました」

店では、3種類のワインを飲み比べる「3種タップワインと3種前菜のマリアージュセット(1280円・税抜き ※日によって内容は異なります)」や、ワインに合う肉料理「神戸姫ビーフのビステッカ 150g(1980円・税抜き ※ワインは別料金)」などが人気だという。

     ◇

さらに、展望デッキもリニューアル。広さを約1.5倍に拡大。飛行機を眺めながらサンドイッチなどが食べられるお店『NORTH SHORE』も新たにオープンした。

空港を運営する関西エアポートは、地域の人も日常的に利用する空港を目指すという。

◆“航空を楽しむ”施設に予約殺到

首都圏の玄関口、羽田空港。ここには、半年先まで予約でいっぱいの人気スポットがあるという。それは、日本航空の建物の中にある『JAL・SKY MUSEUM』という見学施設。日本航空の歴史や航空会社の仕事が学べる。

客室乗務員やパイロットなどの制服を着ての記念撮影も好評。そして、見学の目玉が、普段は立ち入ることができない航空機の格納庫だ。実際の機体の点検や整備の様子が見学できる。格納庫のすぐそばには羽田空港の滑走路もある。

参加した高校生「目の前から飛行機が飛ぶ姿が見られて、すごいなと思って」「これだけたくさんの人のおかげで飛行機が飛べていると思うと、感動します」

工場見学の狙いとは──

日本航空工場見学案内担当 渡部香名さん「工場見学を通じて、飛行機がどのように整備されていて、安全運航しているかということを感じていただければと思います」

変化する空港は、今後も多くの人を引きつけそうだ。

──日本テレビ経済部・安藤解説委員が解説──

◆空港の民営化で収益拡大も

仙台空港でも、空港自体を楽しんでもらおうと、空港と地域を結ぶ8.5キロメートルのランニングコースをつくった。飛行機の離着陸を見ながらジョギングし、走った後にはシャワーを浴びることができる施設「ランナーズポート」も。

仙台空港は、実は、国が管理する空港の中で初めて民営化された、民営化第1号。2016年の民営化以降、収益を拡大している。

民営化されていない場合、「空港ビル」は民間企業が運営していても、「滑走路」は国や自治体が運営、というように、分かれている。

これを、民営化によって民間企業が両方をまとめて運営できるようにすると、空港ビルで利益があがれば、その分、飛行機の「着陸料」を引き下げることができる。着陸料が安くなれば、それを払っている航空会社が航空運賃を下げ、それでお客さんが増え、また空港のビルでも消費が伸びる、という好循環を狙うことができるようになる。

たくさんの旅客がくれば、地域の活性化にもつながるだろう。

◆他の空港の民営化は?

すでに仙台、関西・伊丹、高松が民営化されていて、この後も福岡、広島、熊本、静岡、北海道の民営化も決まっている。

空港の利益が増えたり人が増えたりすると、地域の経済にプラスの効果がある。ただ、実際にたくさんの人が来るかどうかは、地域の魅力次第。空港と地元の観光業などとの連携がますます重要になりそうだ。