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“おんぼろ自販機”に込めた亡き妻への想い

9/3(月) 14:22配信

日テレNEWS24

Nippon News Network(NNN)

茨城県・稲敷市に、40年以上動き続ける弁当の自販機があります。自販機を見守り続ける男性――そこには、亡き妻への想いがありました。

この自販機で販売されている弁当の値段は300円。看板商品は焼肉弁当です。それ以外はバツ印のこともあり、作った時だけから揚げ弁当などが登場します。イチオシの焼肉弁当を求めて多くの客がやってきます。30年以上通っているという常連客によると――

「このタレがしみたのが最高にうまい」

設置されてから46年。見た目はボロボロですが、お金を入れてボタンを押すと、ちゃんと弁当が出てきます。たまに故障してしまうので、自販機オーナーの鈴木さんがそばで見守ります。鈴木さんは笑いながらこう話します。

「こっち(自販機)がダメになるか、こっち(自分)がダメになるか」

鈴木さんがお弁当自販機を続ける理由は、3年前に亡くなった妻・永子さんへの想いからです。鈴木さんは涙ながらにこう語ってくれました。

「病院に入った次の日に死んじゃって。働きましたねよく」

実は、この焼肉弁当を考えたのは永子さん。特徴は特製ダレで煮込んだ豚肉で、タレをつぎ足して秘伝の味を守ってきました。忙しすぎて写真も撮れなかったという鈴木さん。手元に唯一残った写真を見て、鈴木さんはこう話してくれました。

「これ(妻)を想いながら頑張ろうと思って」

永子さんの焼肉弁当を絶やしたくない。その一心で、鈴木さんは自販機に立ち続けます。


【the SOCIAL viewより】