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目見えなくても…“聴覚”で勝ち取った天職

2018/12/18(火) 13:55配信

日テレNEWS24

Nippon News Network(NNN)

32歳視覚障害、転職4回で見つけた天職――「ブラインドライター」の松田昌美さん。雑誌の対談から法律事務所での聴取まで、幅広いシチュエーションのやりとりを正確に書き起こすのが仕事です。松田さんの職人技、それは“やりとり”を倍速で聞きながら書き起こすこと。

松田さん「もうダメだなって思うところまで覚えて。ほぼほぼ聞き直しをせずに(書き起こします)」

さらに2~3人が同時に話している音声を聞き分けることもできます。また、書き起こしの文章には様々な括弧書きが。体が動く音や声の強弱まで聞き分け、やりとりを頭の中で映像化。その場面の情景が文字だけで浮かぶように文章を書き起こしていきます。

松田さん「そういえばこういう対談だったなとか、目で読んで伝わってくる、すごく褒めていただくところのひとつかなと」

平均60分の素材を月10本以上書き起こす生活です。

松田さん「文字起こしという作業が、ノートを取るためにやっていた日常的なこと」

松田さんは4歳で右目を失明、左目は強度の弱視。書き起こしは学校などで必須な作業のひとつでした。「ブラインドライター」として独立する去年までは、一般企業4社で事務作業を経験してきた松田さん。職場での心ない言葉が今でも頭から離れません。

松田さん「『座ってるのが君の仕事だよ』って言われ続けたことですかね。とりあえず、法定雇用を守らなければいけないという企業の決まり事というか、数字だけを満たすためだけに私たちがいるわけでは決してないし」

3年前、副業として得意な書き起こしを始めたところ、仕事内容を必要としてくれたことが転機となりました。

松田さん「周りの皆さんが『すごく助かるよ』って言ってくれたりとか、そこに力を見出してくれる人がいて、こうやって働けてることは、天職だと思うすてきな仕事です」


【the SOCIAL lifeより】

最終更新:2018/12/18(火) 15:25
日本テレビ系(NNN)

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