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電気ケトル持ち帰る人も…ホテルの備品 持ち帰っていいのは?

3/1(金) 18:37配信

日テレNEWS24

Nippon News Network(NNN)

ホテルの部屋にあるシャンプーやタオルといった備品。持ち帰っていいものといけないものは何なのか。ネットでは「意外と線引きが分からない」といった声が上がっている。そうした中、高額な備品を無断で持ち帰る人が増え、多額の被害が出るなど、ホテル業界では困惑が広がっている。

    ◇

東京・港区赤坂にあるホテル「インソムニア赤坂」。ゆとりのある客室と、高級感が売りだという。部屋には自由に使えるスマホや電気ケトルなどの備品が。しかし、備品をめぐってある悩みがあるという。

インソムニア赤坂ホテル オペレーションマネジャー・大田陽介さん「(電気ケトルは)たまになくなったりはしますね」

それは、禁止されているホテルの備品の持ち帰り。8000円ほどの電気ケトルがなくなることも。

大田さん「なくなったものに関してはホテルの損失につながってしまっております」

こうした備品の持ち帰りはインターネットでも話題に。

ネットの声「備品持ち帰るのなんて窃盗でしょ」「タオルは悩む時ある」「どこまでだったら持ち帰ってもいいの?」

1日で2000件以上のツイートを記録した。ホテルの備品で持ち帰っていいものと、いけないものとは?

街で話を聞いてみると――

不動産業(20代)「タオルはまずいんじゃないかって思うんですよね、歯ブラシとかヒゲソリとか洗顔とかはいいかなって思う」

会社員(20代)「持ち帰って良さそうなもの、消耗品みたいなやつは結構持ち帰ったりします」

一方で、こんな意見も――

「自分がタオル使わなかったらタオル持ち帰っちゃったりとか、そういうのはあります。それ込みでホテル料金だと思っているので」

意外と知らない持ち帰っていいものとダメなものの線引き。ホテルでの決まりはどうなっているのだろうか。

インソムニア赤坂ホテル オペレーションマネジャー・大田さん「(シャンプー)ボトルとタオルに関してはホテルの備品となっておりますので、お持ち帰りいただくのはご遠慮いただいておりますね」

一般的にホテルでは、歯ブラシやヒゲソリなどの消耗品や、小分けにされたシャンプーやボディーソープは、持ち帰ってもオーケー。その一方で、ボトルに入ったシャンプーやボディーソープ、タオル類はクリーニングをし使い回すため、持ち帰ることはできない。

その中でもこちらのホテルで一番多く持ち帰られているのがルームウエア。

大田さん「600枚程度、保管していたんですけれども、半年後に400枚ぐらいに減ってしまうことがあって」

半年で約200着もなくなることがあったという。

大手ホテル予約サイトが行ったアンケートでは、日本人の4人に1人が持って帰ってはいけないものを持ち帰ったことがあると回答している。

これに対し、ホテルは続々と対策に乗り出している。

大田さん「無料でお持ち帰りいただいていいものではないということをお客様に認識していただくために販売という方法をとりました」

販売価格は1万円。ルームウエアが欲しい場合、購入してもらうことを客に促し、今では持ち帰る人が、ほとんどいなくなったという。

対策は他のホテルでも。

リブマックス東日本ホテル事業部・黒坂峻輔さん「こういった案内の方をご用意してまして、お持ち帰りに対して(禁止を)ご案内しているような状況」

ボールペンやメモ帳が頻繁になくなっていたこのホテル。約2年前から注意書きを置くと持ち帰りが激減したという。

黒坂さん「非常に効果が出たと思っていまして、7割ぐらいですかね、かなり多くの持ち帰りが減ったという形」

さらに、持ち帰りを防ぐアイテム開発も。

昭好事業本部・源川琢磨さん「こういった形でタオルの端っこの方に取り付けられております」

これは、タオルなどにつけるICタグ。部屋のタオルがなくなればどの部屋のものがないのか、すぐに覚知することが可能になる。タオルが管理されていることや、タグを認識させることで、利用者が持ち出すのを抑止する効果が期待できるという。

新たな対策で無断の持ち帰りは減るのだろうか。ホテル側は、まずは利用者に持ち帰ってよい備品が何なのかを正しく理解してほしいと話している。

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