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悪ふざけ動画相次ぐ 「責任は、誰に?」

3/8(金) 14:28配信

日テレNEWS24

Nippon News Network(NNN)

世の中で議論を呼んでいる話題について、ゲストに意見を聞く「opinions」。今回の話題は「大戸屋 悪ふざけ動画で全店舗休業」。日本テレビ経済部の鰺坂圭司デスクに聞いた。

定食チェーン「大戸屋」で先月、店員が店の中でズボンを脱いだり、口からプリンをはき出すなど、悪ふざけをする動画が拡散し問題となった。そのため大戸屋は12日に全国の店舗を一斉休業し、各店舗でコンプライアンスの勉強会を行うと発表した。


――鰺坂さん、悪ふざけ動画の問題が相次いでいますが、解決策はあるのでしょうか。フリップをお願いします。

「責任は、誰に?」と書きました。

――これは当然やったアルバイト店員ですよね。

そうですね。こうした動画を流すことで企業の通常の業務を妨害した場合、刑事上、偽計業務妨害罪に、また動画を撮影してアップした人も共犯に問われる可能性があります。

もし食中毒が起きた場合は傷害罪に問われる可能性もあります。また、こうした行為で売り上げが落ちた、悪評が広がった場合、民事上の責任として損害賠償を求められる可能性もあります。額は何ともいえませんが、弁護士などに取材しますと、何百万、何千万という単位になることすらありえるということです。

ただ、責任はそれだけはありません。こうしたアルバイト店員を雇ったのは企業です。当然、雇った責任は大きいわけです。

なぜこういうことが起きているかというと、ある悪循環があります。基本的に飲食業界は人手不足なので誰でもいいから雇う。もちろん、いい人もいるのですが、中にはモラルの欠けたアルバイト店員もいる。

色々と指導したいのですが、働き方改革もあって店長がずっと店にいるわけにはいかない。パワハラ問題もあり強く指導するとバイトが辞める、辞めると穴が空くからそこに店長が入ると今度は働き方改革に反することになる、強く指導できない。こうした悪循環の中でこの問題は起きていると思います。

――では、どうしたらいいのでしょうか。

アルバイトの教育などを専門とするコンサルタント白岩大樹さんによるとアルバイトの教育の仕方が大切だと指摘します。

例えば売り上げを共有する、そのことで達成したときの喜びやできなかったときの悔しさを味わう。さらに会社や店が、例えば誕生日や就職が決まったときのお祝いなど、日頃から感謝の気持ちを具体的に示す。

さらに、アルバイトの仕事をみてフィードバックする。例えばある会社は日報を書いてもらって、店長がそれにコメントを書く。こうしたコミュニケーションを継続することで、アルバイトとはいえ自分の働いている会社なわけですから、そこをおとしめることなど考えなくなると指摘します。

店長とバイト店員、会社と店の日頃からのコミュニケーションの積み重ねが大切だというんですね。1日休業して研修すれば解決という簡単な問題ではないと思います。地道な企業の努力が必要です。

【the SOCIAL opinionsより】

最終更新:3/8(金) 16:25
日本テレビ系(NNN)

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