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タマネギやのりの養殖にも… 大雨の影響

9/2(月) 18:36配信

日テレNEWS24

Nippon News Network(NNN)

停滞した前線の影響で日本列島は先週、大雨となった。大雨によって各地の名産品であるタマネギやのりの養殖にも影響がでていて、生産者は対応に追われていた。

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いくらやウニなどの軍艦巻きはもちろん、カッパ巻きや鉄火巻きなどの巻物にも欠かせない。シャリとネタとをひとつにまとめるのりは、すしになくてはならない食材だ。

都内にあるすし店では、九州・有明海でとれるのりにこだわり使用している。

築地すし好・購買部長 松浦隆行さん 「有明ののりを使っています。色つや、歯切れといった部分で良質なものがありますので」

国産の4割を占める有明産は、家庭でもおなじみの“ブランドのり”だが、今年は全国的に不作で、のりが高値の傾向になっている。

こうした中、先週、九州北部を襲った記録的な大雨の影響がどこまで及ぶのか心配していた。

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2日、その九州有明海へ向かった。

冬場に最盛期を迎えるのりの養殖に向け、有明海では例年、今の時期から本格的な準備が始まる。しかし、海には大きな流木などが浮かんでいた。

8月30日に撮影された映像では、海面が広い範囲で流木に覆われている様子がわかる。

さらにそれだけにとどまらなかった。

のり養殖業者・江頭秀之さん「(Q.海の中に(流木が)沈んでいるものもある?)あるある。木が(海に)沈んで潮が引いたら(船底に)当たったり、そういう被害もあった」

海の中に沈んでいる流木などが船に当たると故障するおそれがあるため、養殖のための作業を開始できず、撤去作業に追われている。

別の養殖業者はこんな心配をしている。

のり養殖業者・岸川正人さん「油がこっちまで来て影響がなければいいんですけどね。風評被害があったりとか」

大雨で流出した油による被害はないというが、一方で風評被害が広まることを懸念していた。

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そして、この週末には岩見沢市で観測史上1位となる1時間に94.5ミリの雨を観測するなど、北海道の一部でも記録的な大雨になった。

全国一の生産量を誇るタマネギに被害が及んでいる。

岩見沢市内の農家を訪ねると、畑から離れた場所にタマネギが散乱していた。

タマネギ農家・青山秀明さん「見る見る水位があがってきた。そうしたら何時間もたたないうちに畑まで水があがってきた。水が引くと同時に(タマネギが)流れていった」

こちらの農家では、記録的な大雨で13トンものタマネギが流される事態となり、売り物にならないタマネギの回収に追われていた。

この地域の農協によると、市内や近郊の5地区で同様の被害を確認。昨シーズン不作で高値となった北海道産のタマネギの被害がどこまで広がるのか心配される。

最終更新:9/2(月) 19:10
日本テレビ系(NNN)

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