ここから本文です

環境保全学ぶきっかけに…カマイルカの研究

9/21(土) 9:58配信

日テレNEWS24

Nippon News Network(NNN)

青森県むつ市の海岸で、カマイルカの生態研究が進められている。地元の子どもたちが環境保全について学ぶきっかけにもなっている。

むつ市川内町にある「かわうち・まりん・びーち」では、7月11日に県営浅虫水族館から借り受けたメスのカマイルカ2頭が元気に過ごしている。カマイルカの研究を進めるのは、「海と森ふれあい体験館」の五十嵐健志館長。陸奥湾でよく見られるカマイルカを自然に近い環境で飼育しながら、生態を調べている。今は、新しい環境におかれたカマイルカがどのような反応を示すのかを研究している。

五十嵐館長「自然環境下にイルカをおいたときに、どう反応していくかに関しては、すごく面白いなと思っています。イルカは用心深いですね。少しずつ少しずつ、新しい環境に順応していくことが、行動として見てとれます」

カマイルカは岸から100メートル沖の小さな囲いで過ごしていたが、環境に慣れてきた先月中旬から、幅100メートルの広い囲いで泳ぎ回るようになった。五十嵐館長は週に1度、潜ってカマイルカの様子を撮影している。

五十嵐館長「用心深く周りを回りながら様子を見ているんだと思いますけどね」「音も少しとれてますけども、これからは行動と音を一緒に合わせて記録をとっていって、行動と音の関係について、これから解析していく形になります」

生態研究は子どもたちの環境教育にも役立てられている。この日は地元の川内小学校の子どもたちがイルカの観察。

五十嵐館長「海が汚れたり葉っぱがなくなったりしたら、陸奥湾にイルカは来なくなってしまうような気がします」

子どもたちは説明を聞きながらメモをとり、イルカを見るだけでなく、生き物と環境が密接に関わっていることを学んでいた。

川内小の児童「この海でイルカがすんでいて、すごいと思ったし、イルカの研究をするのは世界でも少なくて、すごいと思いました」「時々、水族館に行くけど、歯とかそういうのは見られないから、初めてでした。ごみとかを海に捨てないようにしたいと思います」

カマイルカの研究に取り組み2か月。五十嵐館長は、1年目の今年は水族館で飼育されていたイルカだからこそ、調査しやすかったと感じている。将来的には保護した野生のイルカを一定期間飼育して海に戻すという、循環型研究の確立を目指している。

五十嵐館長「性格とか、普段の健康状態が分かっている水族館のイルカを借りることによって、無事、飼育することができたので、次からは本当のプロジェクトの目的である、保護したイルカを一定期間保護して、研究してというサイクルを、確実にしていきたいなと思います」

五十嵐館長は環境教育という観点からもイルカの研究を続けていきたいと考えている。

最終更新:9/21(土) 10:29
日本テレビ系(NNN)

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事