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福島の高校生と皇后さま“6年前の約束”

2019/12/9(月) 19:54配信

日テレNEWS24

Nippon News Network(NNN)

56歳の誕生日を迎えた皇后さまは、即位に伴う行事での感謝の気持ちを文書でつづられた。両陛下を一目見ようと、多くの人が集まった沿道には6年前、皇后さまとある約束をした女性の姿があった。

9日、56歳となられた皇后さま。令和最初の誕生日にあたり文書で感想を寄せられた。5月以降、天皇陛下の即位に伴う数々の行事に臨まれた皇后さま。

皇后さまのご感想「私も、陛下のお力添えを頂きながら一つ一つの行事に無事にご一緒させていただくことができましたことに安堵(あんど)し嬉しく思っております」

約11万9000人が集まった即位のパレードでは、涙をぬぐう姿も見せられた。

皇后さまのご感想「多くの国民の皆様から思いがけないほど、本当に温かいお祝いを頂きましたことに心から感謝しております」

熱烈な歓迎を受けられた地方訪問についても。

皇后さまのご感想「日本国内各地で出会った沢山の笑顔は、私にとりまして、かけがえのない思い出として心に残り、これからの歩みを進めていく上で大きな支えになってくれるものと思います」

先月、伊勢神宮を参拝された両陛下。その沿道に、皇后さまを見つめる1人の若い女性の姿があった。

「本当におきれいで泣きそうになっちゃいますね」

釣巻洋子さん。中学2年生の時、福島県いわき市で東日本大震災を経験した釣巻さん。その2年後、皇后さまと大きな関わりを持つこととなる。

2013年の8月に行われた「OECD東北スクール」。被災3県の中学・高校生たちが復興を世界に発信するプロジェクトの発表会に両陛下が出席された。病気療養中の雅子さまのご出席は当時、まだ珍しいことだった。実は、高校2年生だった釣巻さんが書いた一通の手紙がきっかけとなった。

釣巻さんの手紙「世界へ臨む私たちは今、大きな希望と不安と隣り合わせです。たとえ10分でも構いません。ご無理のない範囲でお越し頂けないでしょうか」

当日、先導役の釣巻さんは皇后さまから声をかけられた。

釣巻洋子さん「まず『お手紙ありがとうございました」』ということで(お声掛けいただき)(皇后さまの)ご体調であったりを考えると本当に来ていただいたというだけでありがたい」

このとき、皇后さまからこんなお言葉が…。

「留学なども行かれてみてはどうですか?」

釣巻さんは「大学に行ってから留学したい」と応えたという。

釣巻洋子さん「いろいろな国際関係の現場も見ておられる方ですので、1人の女性として憧れという気持ちもあって、直接お目にかかることによって憧れがさらに強いものになっていきました」

大学進学後、釣巻さんは環境問題を考える国際会議の学生代表もつとめた。

一方、皇后さまは釣巻さんたちと出会った2013年の夏以降、着実に活動の幅を広げていかれた。そしてこの1年。外出先でのご活動は前年より29件多い74件となり、皇后としての公務にもすべて出席された。

今の皇后さまを一目みたい…。先月、釣巻さんは伊勢神宮へ向かった。直接、お姿を見るのは6年ぶりのこと。

釣巻洋子さん「(皇后になられて)また違った、国民に寄り添うような本当にすてきな表情をされているなと思いました」

社会人になった釣巻さん。来年の春から再び大学に戻り、かつて皇后さまに約束した「留学の道」を目指すという。

9日、皇后さまは誕生日にあたり新たな決意を示された。

皇后さまのご感想「健康の一層の快復に努めながら皇后としての務めを果たし、陛下とご一緒に国民の幸せに力を尽くしていくことができますよう努力してまいりたいと思っております」

最終更新:2019/12/16(月) 1:06
日本テレビ系(NNN)

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